フッ素は屋根・外壁に使われる塗料の中でも耐久性が高く、近年でとっても人気が高まっています。一番スタンダードなのがシリコンだとすれば、フッ素はワンランク上といったところです。

屋根にも外壁にも全体に使えるフッ素ですが、実は特に屋根に適している塗料です。

そもそもフッ素とは、原料にフッ素樹脂を使った塗料のことです。ウレタン樹脂やシリコン樹脂よりも紫外線に強く耐久性が高いのが特徴です。そのため、簡単に塗り替えられない公共施設や大型物件ではよく使われている塗料です。

金額が高いのが難点だったのですが、近年は技術開発が進んでフッ素樹脂の金額も下がったので今では戸建て向けフッ素塗料もどんどん販売され、実際にお家に使う方も増えています。

汚れがつきにくく光沢もしっかり出るので、塗った後の仕上がりの美しさも大きなメリットの一つです。

屋根にフッ素がオススメな理由

１、紫外線で傷みやすい場所だから

屋根は外壁と違い、日差しを遮るものが周りにほとんどありません。日中ずっと紫外線に当たっている分、外壁よりも劣化しやすいです。そのため耐久性が高く紫外線に強いフッ素塗料はまさにうってつけです。

また屋根はなかなか見る事が出来ないので、ちょっとした劣化に気付きにくい場所でもあります。屋根はできるだけ長く持つ塗料にしておいた方が安心です。

２、塗装面積が少なくてコスパが良いから

フッ素は金額が高いのがデメリットですが、屋根は外壁と比べて面積が少ない為、そこまで金額が跳ね上がることはありません。

外壁はシリコンからフッ素に変えると２０万近く金額が変わってしまいますが、屋根は面積が少ないので数万円高くなるだけです。その上、シリコンより５年長持ちするのでコスパがよくなります。