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外壁塗装の下塗り材シーラーについて
更新日:2023.12.01
外壁塗装の基本的な工程として下塗り→中塗り→上塗りとなります。下塗り材にも色々な種類があります。下塗り材の種類は外壁によって変わってきます。
密封。密閉という意味のシールが語源となっており、クラック等がない外壁ではこのシーラーが下地強化剤として使われます。ちなみにサイディングボードの目地の部分に充填するコーキング材のことをシーリング材、シーラーなどと呼ぶこともありますが、本項シーラーとは全く別の部材です。
シーラーは、上塗り塗料が下地に吸い込まれていくのを防ぐ役目を担っています。
塗っておくことによって壁面がしっかりするので後から塗る上塗り塗料が非常に塗りやすくなります。色の種類は透明や白などありますが、シーラーは塗膜色よりも接着力や抗浸透力などの機能を重視して選ばれます。
ただ、シーラーはコンクリート壁、モルタル壁、石膏ボード壁などの限られた外壁にしか使用できず、それ以外の外壁には浸透性シーラーが使われます。
シーラーの種類は3種類
シーラーは大きく3種類に分けられます。
◎合成樹脂エマルション型シーラー
もっとも広く普及してるのがこのシーラーです。このシーラーは水性シーラーですので、こちらを下塗り材に使ったときは同じ水性系の合成樹脂エマルション塗料を上塗りするのが理想です。
◎熱可塑性合成樹脂系溶液型シーラー
樹脂に塩化ゴムや塩素化ポリプロピレンが含まれている、溶剤シーラーです。こちらのシーラーは油性です。水系の合成樹脂エマルション型シーラーに比べると密着性はやや高くなります。
◎溶剤型熱硬化性合成樹脂シーラー
溶剤型熱硬化性合成樹脂シーラーは基材及び硬化剤で構成されるシーラーです。浸透性が高いため下地内部に吸収されやすくなりますが、下地を補強する目的で使われることがあります。
浸透性シーラー
塗料が外壁にしみこんでしまって表面に定着しないことを、外壁塗装では吸い込むといいます。通常のシーラーを使うと吸い込まれてしまうような外壁では浸透性シーラーという下地強化塗料が使われます。浸透性シーラーはしっかり壁の内部まで行き届いて壁自体の強度を高めることが出来るシーラーです。2液型溶剤タイプの浸透性シーラーの方がより下塗り材として優れていますが、改良された浸透性シーラーも登場しています。
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