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塗料について
外壁塗装フィラー
更新日:2024.3.27
フィラーとは外壁塗装で3回ある塗り作業の下塗り・中塗り・上塗りの下塗りで使われる材料です。塗装の中でとっても重要な役割をしています。
フィラーは下地調整材
下塗りの中でも素材表面のデコボコを平らにしてくれる下地調整剤の役割を持っています。
デコボコをなくして表面を平らにし、小さなひび割れも埋めたりできるので中・上塗りの仕上がりをよりいいものにしてくれます。特にデコボコがでやすいモルタルの外壁や傷みで表面が荒れてしまっている素材に対して有効な効果を持っているので、フィラー下地は調整してくれるものと覚えておきましょう。
フィラーの目的と効果
塗装をする面のデコボコを滑らかにし中・上塗りの仕上がりをよくする下準備をするのが目的です。
特にフィラーは他の下塗り材よりも粘度が高く、下地に厚みが出来るため、パテのような効果があります。そのため、表面にひび割れや荒れがある悪い状態でもフィラーで滑らかに落ち着かせてから次の塗装ができるのは、他の下塗り材にはない特徴です。
フィラーは、主にモルタル壁や劣化が進んだスレート屋根に下塗り材として最も使われます。
下地に厚みが出来るため、細かいひび割れが出やすいモルタル壁のひび埋めや、劣化で肉痩せしたスレート屋根の補強に適している為です。
建材の状態を落ち着かせてから塗装が出来るためこのようなデコボコが多い素材に最適なのです。
フィラーはサイディングにNG
フィラーはサイディングに使うと施工不良の元になる為、使用はNGです。
フィラーを塗ると下地が厚くなるため、真夏の直射日光などで温度が上がると内側に熱がこもって塗膜自体が膨れ、塗装が剥がれ落ちてしまう可能性があるからです。
フィラーで100%施工不良になるとは言えませんが、もし見積もりなどを取られた会社からサイディングの外壁に下塗り材をフィラーでと説明された場合うちはサイディングですけどフィラー大丈夫かと確認しましょう。