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職人ブログ

塗料について

日本の住宅におすすめな仕上げ方法

更新日:2024.8.28

ご近所の壁や公共の建物の壁で少し凸凹している壁を見たことがある方も多いでしょう。

このような壁はリシン吹き付け工法で仕上げている壁になります。実際によく使われている工法なので今回はリシン吹き付け工法についてお話していきます。

リシン吹き付け工法とは?

モルタルの外壁の塗装仕上げ法の一つです。上塗り塗装材の塗装材に骨材(小さな石や砂)を混ぜ、スプレーガンを使って吹き付ける塗装方法。手で触るとザラザラした感触の細かい凸凹がある外壁に仕上がります。通気性がよく湿気の多い日本の住宅でよく使われている工法です。

リシン吹き付け工法の工程

1高圧洗浄

2下地調整

3養生

4吹き付け

塗料が下地と密着しやすいよう、外壁を高圧洗浄しカビなどの汚れを除去します。下地にヒビなどの傷があればコーキング材を充填し補修します。コーキング材とは隙間を埋めるための粘性のある充填剤です。

高圧洗浄と下地補修は、塗料の耐久性を長くするだけではなく、住宅の劣化を防ぐためにも大切な作業となります。

下地補修が終われば塗装しない箇所を養生し吹き付けを行っていきます。

吹き付け塗装も一般的な外壁塗装と同じ下塗り中塗り上塗りの3工程です。

リシン吹き付け壁の耐用年数

リシン吹き付けの耐用年数は約8年になります。外壁塗装の中では耐用年数が短くなってしまいますが、塗膜が薄い為ひび割れしやすいこと、表面に汚れがつきやすいことが原因です。

リシン吹き付けでは、塗膜が薄い為クラックが起こります。クラックを放置しておくと内部まで水が侵入し、腐食させてしまう恐れがあります。リシン吹き付けは細かく凸凹とした突起がある外壁に仕上がる為、隙間に汚れが付きやすくなります。また、凸凹の突起の隙間に水が溜まりカビやコケをはやしてしまうこともあります。

外壁の汚れは外観を損ねるだけでなく、外壁を劣化させる原因にもなるので定期的に塗装しなおすなどメンテナンスが必要です。