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屋根工事について
「縁切りって何?」屋根塗装で必要な作業をわかりやすく解説!
更新日:2025.1.14
縁切りという言葉には人と人とのつながりを切る際に使われることが多いですが、屋根塗装の工程でも使われます。
この記事では、縁切りってどういう作業のことなのか、どうやって行うのかを解説していきます。DIYをする方にも、業者に依頼する方にもわかりやすく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
聖建装工業では、屋根塗装の際にも必ず縁切りを行なっております。縁切りをはじめとした屋根塗装の疑問についてはお気軽にご相談ください。
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縁切りとは:屋根の塗装時に水の通り道を確保する工程
縁切りとは、屋根にある水の通り道を確保するための作業です。こちらでは、縁切りの概要を解説していきます。
屋根塗装における縁切りの定義
屋根塗装における縁切りとは、スレート屋根などを塗装した後、塗膜でくっついてしまった屋根材の重なり部分を切り離し、隙間を確保する作業のことです。
縁切りは、屋根の寿命を左右する重要な作業です。縁切りを行わないと、数年後には雨漏りが発生し、建物全体に悪影響を及ぼす可能性があります。
縁切りが必要な理由
縁切りが必要なのは、雨漏り防止のためというが一番大きな理由です。
新築時は、屋根材の重なり部分に水が流れるための隙間があります。しかし、重ね部分を塗料で塞いでしまうと雨水を排水できず、屋根材の下にたまってしまいます。
たまった雨水は釘を伝って屋内に入ってしまい、雨漏りしてしまうので、縁切りは必須です。
また、縁切りを行わないと、屋根裏の通気性が悪くなり、結露が発生してしまいます。
結露は、カビやダニを発生させる原因になり、室内環境が悪くなりますし、修繕費用が大幅に増加することもあります。
縁切りの種類と方法
こちらでは縁切りの方法である、タスペーサー工法とカッター工法をそれぞれ解説します。
タスペーサー工法
上の写真はタスペーサーを屋根の隙間に入れる直前。押し入れるようにして設置します。
タスペーサーによる縁切りとは
タスペーサーとは、バネの力によって、上側と下側の屋根材に隙間を作るためのパーツです。
ポリカーボネイトなどの素材でできており、緩衝性に優れています。塗装作業を想定した荷重をかけても破損しにくく、溶剤にも強いのが特徴です。
屋根塗装する前に、タスペーサーを挟み込むことで、塗膜が直接重なり合うのを防ぎ、雨水がスムーズに流れるための隙間を確保できます。
タスペーサーのメリット・デメリット
タスペーサーのメリットとデメリットは以下の通り。
メリット | デメリット |
---|---|
・施工が簡単 ・耐久性が高い | ・使える屋根材が限られる |
タスペーサーのメリットとして、カッターで塗膜を切るよりも簡単に施工できる上に、ポリカーボネイト製のため、耐久性も問題ありません。
一方で、材料費が多少かかるため、コストがかかるという点や、スレート屋根以外には使えないというのはデメリットです。
タスペーサー縁切りが適している屋根材とそうでない屋根材
適している屋根材 | 適していない屋根材 |
---|---|
・スレート屋根 ・セメント瓦屋根 ・アスファルトシングル | ・粘土瓦屋根 ・陶器瓦屋根 ・金属屋根 |
タスペーサー縁切りが適している屋根材はスレート屋根です。
スレート屋根やセメント製の瓦屋根は、重ね部分に隙間ができやすく、タスペーサーを入れることで、より効果的に雨水の侵入を防げます。
一方で、タスペーサー縁切りが適さない、もしくは注意が必要な屋根材は、粘土瓦や陶器瓦や金属屋根です。
粘土瓦は、隙間が少ないため、タスペーサーを入れる必要がなく、陶器瓦は、タスペーサーが合わない場合があります。
また、金属屋根は、比較的密着性が低いため、タスペーサーを入れる必要がありません。
カッター工法
上の写真はカッターで縁切りをしている様子。すべてのすき間に対して塗膜を切っていきます。
カッターを使った縁切り工法とは
カッターを使った縁切りは、屋根塗装後に塗膜を切っていく方法です。すべてのすき間にカッターを入れていくため、タスペーサーを使用する方法に比べて手間がかかりますが、どんな屋根にも対応できます。
ただし、カッターの使い方が雑だと、屋根材を傷つけたり、切れ込みが深すぎると、塗膜がはがれたりしてしまいます。
カッター縁切りのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
・どんな屋根にも対応できる ・DIYならコストが安い | ・作業に時間がかかる ・技術が必要 |
カッター縁切りのメリットは、どんな屋根にも対応できるというのが一番大きいです。
また、タスペーサーを使用するよりも材料費がかからないため、DIYをするなら全体的な工事費用を抑えられます。シンプルな工具で作業可能なのもメリットです。
一方で、デメリットとしては、全ての重ね目に切れ込みを入れる作業は、手作業で行うため、非常に時間がかかるという点です。業者に頼む際には、工期が伸びるので費用がかさむことも。
また、カッターの扱いを誤ると、屋根材や塗膜を傷つけてしまいます。
縁切りを行うタイミング
◾︎カッターを使った縁切りの最適なタイミング:塗装後数日~1週間程度
縁切りは、屋根塗装において非常に重要な工程ですが、適切なタイミングで行うことが大切です。こちらではカッターを使った縁切りについてフォーカスします。
カッターを使った縁切りは、塗装が完全に乾燥し、塗膜が硬化した後に行うのが一般的です。
塗料がまだ乾いていない状態で縁切りを行うと、切った部分が再びくっついてしまい、縁切りの効果が得られません。
縁切りを行う際の注意点
屋根の上での作業は非常に危険です。DIYを行うなら、必ず安全帯を着用し、滑り止め対策などをしっかりと行いましょう。
雨天時や高温多湿の日は、作業を避けるようにしましょう。
一方で、塗料が完全に硬化してしまうと、カッターなどで切り込みを入れるのが難しくなり、屋根材を傷つける可能性があります。
屋根塗装を行うなら聖建装工業へご相談ください!
屋根塗装に必要な縁切り作業。屋根を塗装したらそれでOKではありません。
DIYをする方には注意しましょう。縁切りをせずに放置していると、雨漏りの原因になり腐った屋根の補修によって思わぬ費用が発生することになります。
屋根塗装は高所作業で安全対策が重要です。転落のリスクを考慮すると、業者に依頼することをおすすめします。
聖建装工業なら、屋根塗装の縁切り作業ももちろん丁寧に施工いたします。屋根塗装をするなら、まずはお気軽にご相談ください。以下の電話またはLINEから問い合わせできます!
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