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破風板(はふいた)に関する知識!塗装の流れも解説!
更新日:2025.1.11
この記事では、破風板(はふいた)に関する知識を解説します。
破風板の概要がわかるだけでなく、DIYで塗装を行う手順や業者に依頼する手順や費用のイメージもわかるようになります。
破風板の材料によっておすすめの塗料もかわりますので、ぜひ最後までお読みください。
聖建装工業では、破風板の塗装も対応しています。高所の作業になるため、業者に依頼する方が、リスクや手間を考えるとコスパがいいです。
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破風板の基本的な知識を押さえておこう
こちらでは、破風板の基本的な知識について解説します。
破風板とは:屋根に山形に取り付けられる板
破風板とは、屋根の両端、つまり屋根の形状が山形になっている部分(妻と呼ばれる部分)に取り付けられる板のことです。
破風板は、建物を雨風から守るための重要な役割を担っています。
破風板とよく似た用語として、鼻隠しというものがあり、鼻隠しは屋根の軒先部分に取り付けられる板です。破風板と混同されることがあるので、注意しましょう。
破風板の素材には、木材、金属、サイディングなど、様々な素材で作られています。
破風板は、風雨に直接さらされるため、他の外壁材よりも劣化しやすい部分です。定期的な点検を行い、塗装の剥がれや腐食などが見つかった場合は、早めの補修が必要です。
破風板の種類や形状
破風板の形状は、主に屋根の形状によって決まります。
- ・三角形:切妻屋根によく見られる形状。シンプルでスッキリとした印象を与える。
- ・台形:寄棟屋根によく見られる形状。三角形よりも安定感があり、重厚な印象を与える。
- ・曲線:モダンなデザインの建物によく用いられる。個性的な外観を演出できる。
- ・複合形:複数の形状を組み合わせた複雑な形状のものもある。
破風板の素材は、耐久性やデザイン性によってさまざまなものが使われます。
木材は、温かみのある自然な素材で、和風建築に、金属なら、スチールやアルミなど、耐久性が高く、現代的な建物によく合います。
よく使われるサイディングは、軽量で施工が容易なため、近年では広く普及しています。様々な色や柄があり、デザインの自由度が高いです。
樹脂製のものは、軽量で耐久性があり、メンテナンスが容易です。木目調など、様々なデザインがあります。
破風板の色選びは外壁や屋根色に合わせる
破風板の色選びは、建物の全体の調和を左右する重要な要素です。 一般的に、破風板の色は外壁や屋根の色と合わせることで、統一感のある美しい外観に仕上げることができます。
外壁の色 | 破風板の色 |
---|---|
白系 | 白や薄いグレー、ベージュなど、明るい色 |
茶色などの濃い色 | 黒や濃いグレー、深みのある赤など、落ち着いた色 |
赤系 | 赤系の色や、ブラウン系の色 |
外壁の色と近い色を選ぶことで、一体感が生まれますが、対比色を使えば、外壁の色との対比で、アクセントをつけられます。
破風板の色選びの際には、色見本を取り寄せて、実際に建物の外壁に当ててみると、イメージが掴みやすくなります。
また、家族や友人、専門家の意見を聞くこともおすすめです。長く住み続けることを考えると、流行に左右されない落ち着いた色を選ぶと良いでしょう。
破風板の塗装の手順
こちらでは、破風板の塗装の手順について、3つの工程を解説します。DIYをする方は事前に準備するものも確認しておきましょう。
事前に準備するもの
破風板の塗装は、自宅の外観を美しく保つ上で重要な作業です。しかし、適切な準備なしに行うと、思わぬトラブルに繋がる可能性があります。
ここでは、破風板塗装前に準備すべきものを紹介します。
品目 | 目的 | ポイント |
---|---|---|
養生シート | 塗装する部分以外の壁や窓、庭木などを塗料から保護する | 養生が不十分だと、思わぬ場所に塗料が付着し、後からの掃除が大変になる |
高圧洗浄機 | 破風板に付着した汚れや古い塗膜を落とす | 高圧洗浄機がない場合は、ブラシや洗剤を使って手作業で行うことも可能です。 |
スクレーパー | 古い塗膜を剥がす際に使用する | 力加減を誤ると破風板を傷つける可能性がある |
サンドペーパー | ・塗装面の凹凸を均一にし、塗料の密着性を高める ・古い塗膜が残っていると、新しい塗料が剥がれやすくなる | 80、#120など、粗さの異なるものを用意 |
ハケ・ローラー | 塗料を塗る際に使用する | 刷毛は細かい部分、ローラーは広い面を塗る際に使用します。 |
マスキングテープ | 塗装する部分としない部分を分ける際に使用する | 塗装後、きれいに剥がせるものを選ぶ |
塗料 | 破風板を塗装する | 耐候性、耐久性、防汚性などを考慮して選ぶ |
ハケ洗い用具 | 塗装用具を洗浄する | ペイントうすめ液、水、バケツなどを用意し、塗料の種類に合わせて、適切な洗浄剤を選ぶ |
安全保護具 | 塗装作業中の安全を確保する | マスク、ゴーグル、手袋などを準備する |
手順①下地処理(ケレン)
破風板の塗装で最も重要な工程のひとつが、ケレンと呼ばれる古い塗膜や汚れ、サビなどを完全に取り除き、塗装面を平滑にする作業です。
この工程を丁寧に行うことで、塗料の密着性が向上し、塗装の耐久性が大幅にアップします。ケレンの方法は以下の手順で行なってください。
- ・高圧洗浄機を使って汚れを落とす
- ・電動サンダーを使って広範囲のケレンを行う
- ・スクレーパーを使って古い塗膜を落とす
- ・ワイヤーブラシを使いサビを落とす
- ・サンドペーパーを使用し、面を平滑にする
ケレンが終わったら、古い塗膜が残っていないか、凹凸がないか、錆びが残っていないかを確認しましょう。
手順②下塗り
下塗りは、ケレンできれいにされた下地と上塗りの塗料を密着させるための重要な工程です。この工程をしっかりと行うことで、塗料の耐久性を向上できます。
- ・下地の状態を確認し、汚れや錆が残っていないかを確認
- ・上塗りの種類や下地の素材に合わせて、適切な下塗り材を選ぶ
- ・ハケやローラーを使って、薄く均一に塗布する
- ・下塗り材の乾燥時間を守って乾燥させる
手順③上塗り
上塗りは、破風板塗装の仕上げの工程です。下地処理と下塗りがしっかりと行われていれば、美しい外観と高い耐久性の塗装膜を形成できます。
DIYを行うなら、アクリルやシリコンが扱いやすいでしょう。 耐候性、耐久性、防汚性に優れており、一般住宅によく使用されます。
一方、業者に依頼するなら外壁と合わせて、フッ素樹脂塗料や無機塗料を選択するとよいでしょう。
- ・下塗りが完全に乾燥しているかを確認する
- ・塗料をよく混ぜて均一な状態にする
- ・刷毛やローラーを使って、薄く均一に塗布する
- ・上塗りの乾燥時間を守って乾燥させる
上塗りの際には、ムラなく塗布し、3回ほど重ね塗りを行なってください。都度、乾燥時間は厳守するようにしてください。
【材質別】破風板の塗料選びのポイント
破風板には、木材や金属などさまざまな材質があります。それぞれに適した塗料を選ばないと塗料が剥がれることにも。
こちらでは、以下の4つの材料ごとにおすすめの塗料を紹介します。
木材系の場合
木材系破風板の塗料選びのポイントとしては、木材の呼吸を妨げないようにする塗料を選んでください。
木材は、湿気を吸収したり放出したりする呼吸作用を持っています。塗料によってこの呼吸を妨げると、木材が腐りやすくなる可能性があります。
おすすめの塗料については以下を参考にしてください。
- ・浸透型塗料:木材の深部に浸透し、木材の呼吸を妨がない。防腐・防虫効果も
- ・オイルステイン:木材の自然な風合いを活かしながら、保護効果が高い
- ・キシラデコール:防腐・防虫効果に優れており、屋外の木材保護に広く使用されている
金属系の場合
金属系破風板の塗料選びのポイントとして、金属の伸縮に追従できる柔軟性のある塗料を選びましょう。
また、外壁に直接当たるため、紫外線や雨風、汚れなどに強いものかつ金属面への密着性が良く、剥がれにくい塗料を選びましょう。
金属の腐食を防ぐための防錆性能も重要です。おすすめの塗料については以下を参考にしてください。
- ・シリコン塗料:伸縮性が高く、金属の熱膨張・収縮に追従できるため、金属系破風板に最適
- ・フッ素樹脂塗料:耐候性、耐久性、防汚性に優れており、高品質な塗料ですが、価格はやや高め
- ・無機塗料:耐候性、耐久性に優れ、長寿命が期待できる
窯業(ようぎょう)系の場合
窯業系破風板の塗料を選ぶ際のポイントとして、雨水などから守るための高い耐水性と紫外線や風雨、汚れなどに強い耐久性が必要だということです。
窯業系はアルカリ性のため、アルカリに強い塗料を選ぶようにしてください。おすすめの塗料については以下を参考にしてください。
- ・シリコン樹脂塗料:耐水性、耐久性、防汚性に優れており、窯業系サイディングによく使用される
- ・フッ素樹脂塗料:耐候性、耐久性、防汚性が非常に高いが、価格はやや高め
- ・無機塗料:耐候性、耐久性に優れ、長寿命が期待できる
モルタルの場合
モルタルの破風板に適した塗料のポイントとしては、ひび割れに追従できる弾性があり、塗料も呼吸できる透湿性があるものを選ぶことで、塗膜の剥離を防ぎます。
また、モルタルは吸水性が高いため、雨水から守るための耐水性も重要です。モルタルはアルカリ性のため、アルカリに強い塗料を選ぶ必要があります。
おすすめの塗料については以下を参考にしてください。
- ・弾性塗料:モルタルのひび割れに追従でき、耐久性も高い
- ・シリコン樹脂塗料:耐水性、耐久性、防汚性に優れており、モルタルにも使用できる
- ・フッ素樹脂塗料:耐候性、耐久性、防汚性が非常に高いが、価格はやや高め
破風板塗装に必要な費用!
こちらでは、破風板の塗装に必要な費用について、DIYと業者に依頼する場合の2つのパターンに分けて紹介します。
DIYで破風板の塗装する際の費用
◾︎DIYで塗装する費用相場:1㎡あたり1,000円~2,000円程度
DIYで破風板を塗装する場合は、事前にしっかりと準備を行い、安全に作業を行うことが大切です。
費用面では安く済むメリットがありますが、専門知識や技術が必要なため、DIYに自信がない場合は、プロに依頼することを検討しましょう。
DIYで破風板を塗装する場合、塗料代、下地処理材代、工具代などを合わせると、1㎡あたり1,000円~2,000円程度が相場と言われています。
- ・安全第一:高所作業は非常に危険です。必ず安全対策を徹底し、無理のない範囲で行う
- ・下地処理の重要性:下地処理をしっかりと行う
- ・養生:塗装する周辺をしっかりと養生し、周囲を汚さないように注意する
- ・天候:雨天時は塗装できません。晴天の日を選び、乾燥時間にも注意する
塗装業者に依頼した際の費用
◾︎塗装業者に依頼する際の費用相場:1㎡あたり1,500円~2,500円
破風板の塗装費用は、一般的に1㎡あたり1,500円~2,500円が相場と言われています。ただし、これはあくまで目安であり、業者や選ぶ塗料によって大きく変動します。
費用を抑えるには、複数の業者から見積もりを取るようにしてください。複数の業者から見積もりを取って比較することで、適正な価格で依頼できます。
また、外壁塗装や屋根塗装と同時に破風板の塗装を行うことで、足場代などを分割でき、費用を抑えられる場合があります。
破風板の塗装なら聖建装工業へ!
破風板の概要について解説しました。破風板は屋根の両端、つまり屋根の形状が山形になっている部分(妻と呼ばれる部分)に取り付けられる板のことです。
屋根付近に設置されるものなので、高所の作業になるため、業者に依頼する方が、リスクや手間を考えるとコスパがいいです。
DIYをする際には、破風板の材質に合わせた塗料選びを行なってください。聖建装工業では、破風板の塗装も対応しています。
現地調査をした上で、お見積もりを出しますので、以下の電話かLINEからお気軽にお問い合わせください!
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