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外壁塗装について
吹き付け塗装とは?特徴やガンの種類、メリットデメリットを徹底解説!
更新日:2025.8.04

この記事では、吹き付け塗装の特徴や種類、メリット・デメリット、ローラー塗装との違いについて詳しく解説します。
「短期間で外壁塗装を終えたい」「DIYで費用を節約できそう」このような理由で吹き付け塗装を検討していませんか?
しかし、吹き付け塗装は技術的な難易度が高く、施工環境によっては適さないケースも。DIYの場合も、塗料の飛散防止や正しい施工方法を知らないと、余計な追加費用がかかるリスクもあります。
この記事を読むことで、吹き付け塗装の仕上がりや注意点を正しく理解し、自宅に合った塗装方法を選べるようになります。
聖建装工業では、吹き付け塗装を含む外壁塗装全般のご相談を無料で承っております。施工方法でお悩みの方は、ぜひ以下のLINE・メール・電話よりお気軽にご連絡ください!
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吹き付け塗装とは

吹き付け塗装とは、スプレーガンなどの機械を使って、塗料を霧状にして吹き付ける塗装方法です。ローラーや刷毛よりも短時間で塗れるほか、凹凸面や複雑な形状でもムラなく塗装できます。
さらに、凹凸のある立体的な模様を加えることで、重厚感や高級感を出しやすいメリットも。塗料に混ぜる骨材(砂や細かい石)の大きさや種類を変えることで、住宅全体の印象も大きく変わります。
ただし、塗料が霧状に広がることから、周囲への飛散を防ぐための広範囲で厳重な養生が欠かせません。特に住宅密集地など、足場や養生のスペースが不十分な場合は吹き付け塗装を避ける場合も多いです。
吹き付け塗装の特徴や難易度

吹き付け塗装は、短時間で塗れるため効率的ですが、綺麗に仕上げるにはコツが必要です。スプレーガンを均一に動かす必要があり、距離や角度が一定でないと塗りムラや垂れの原因にも。
特にDIYなど、塗装に慣れていない方にとっては難易度が高めです。また、風による塗料の飛散も起こりやすく、養生が不十分だと、隣家の外壁を汚してしまうリスクがあります。
とはいえ、DIYがまったく無理というわけではありません。エアスプレーのような家庭用の簡易ガンや水性塗料は扱いやすく、玄関扉や塀などの小さなパーツなら十分に対応できます。
まずは小規模な塗装や廃材などで練習し、感覚をつかんでから外壁に使用すると、失敗を防ぎやすくなります。
吹き付け塗装の手順

吹き付け塗装で失敗しないためには、正しい手順での施工が不可欠です。DIYでも同じ流れのため、ご自身で施工したい場合も以下の手順を参考にしてください。
工程 | 内容 | ポイント |
---|---|---|
① 足場設置 | 安全と塗装精度を確保する | DIYでも飛散防止ネットの設置が必要なため足場は必須 |
② 下地処理 | 壁の汚れを落とし、ひび割れや欠けを補修 | 下地が荒れていると塗料の密着や耐久性が落ちる |
③ 養生 | 窓、床、近隣の建物をビニールやシートで保護 | 塗料の飛散が起きやすい吹き付けでは、広範囲の養生が必須 |
④ 下塗り | 密着力を高める下地材を塗布 | 吹き付けまたはローラーで施工。塗装のベースになる |
⑤ 中塗り | 主剤で厚みを出し、骨材などで模様を形成 | 仕上げの下地になるため、ムラや垂れが無いように均一な作業が必要 |
⑥ 上塗り | 色の仕上げや保護を目的とした最終仕上げ | 吹き付け距離や重ね具合が不均一だとムラや色味の差が出る |
このように、吹き付け塗装は時間がかかる工程や技術的な調整も多いため、失敗したくない方は専門業者への依頼をおすすめします。
■DIYの塗装をもっと詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
>>外壁塗装DIY完全ガイド!初心者でも失敗しない方法とプロが押さえるコツを解説!
ローラー塗装・刷毛塗りとの違い

吹き付け塗装は「作業スピードの速さとデザイン性の高さ」の点で、ローラー塗装・刷毛塗りよりも優位です。
プロの現場では、広い面や仕上げは吹き付け、小さな面積や細かい部分の補修にはローラーや刷毛を使い分けることもあります。
ただし、DIYで併用するには塗料の飛散や乾燥時間の管理など注意点も多いため、一方に絞るのがおすすめです。
以下の表で比較をまとめました。
比較項目 | 吹き付け塗装 | ローラー塗装・刷毛塗り |
---|---|---|
仕上がり | 凹凸模様や立体感、質感のある表現が効率的 | フラットで均一な仕上がりが得意(凹凸や質感表現も可能) |
作業スピード | 早い(広い面積向き) | 比較的遅い(細部に向いている) |
技術の難易度 | 高め(均一な動作が必要) | 初心者にも扱いやすい |
飛散の可能性 | 高い(養生が広範囲) | 少ない(養生は最小限) |
DIY適性 | 低め(飛散や技術面でハードルあり) | 高め(道具も入手しやすい) |
養生の手間や扱いやすさを重視するならローラー塗装、立体感のある仕上がりを求めるなら吹き付け塗装と、目的に応じた塗装方法を検討してください。
吹き付け塗装をするスプレーガンの種類

こちらでは、吹き付け塗装で一般的なスプレーガンを2種類紹介します。
エアスプレー
エアスプレーは、空気圧で塗料を細かい霧状にして吹き付けるタイプのスプレーガンです。仕上がりがきめ細かく、塗膜も均一になりやすいため、住宅の外壁だけでなく車や家具の塗装にも使われます。
ただし、吹き始めは塗料が一気に出やすく、ダマや垂れが発生しやすいため、ムラになりやすいデメリットがあります。試し吹きしてから塗装すると、ムラを軽減できます。
家庭用の簡易モデルもあり、本体、・エアホース・コンプレッサーの一式そろえると、25,000円〜30,000円ほど。
安価なものもありますが、パワー不足だと外壁塗装に向かないため「外壁塗装用」などの記載がある商品がおすすめです。
エアレススプレー
エアレススプレーは、空気圧を使わずに高圧で塗料を押し出して吹き付けるタイプのスプレーガンです。エアスプレーに比べて塗料の飛散が少なく、周辺が比較的汚れにくいというメリットがあります。
一方で、圧力が高いため塗料の粒がやや粗くなり、エアスプレーほどの繊細な仕上がりにはなりにくい面も。
また、一度に出る塗料の量が多く、一定の速度で吹き付けなければ塗料が垂れやすいことから、慣れや技術が必要です。
家庭用モデルも販売されており、15,000〜30,000円前後が相場です。簡易モデルである一体型(ガン+モーター)は出力が弱く安定しないため、DIYでも分離型のほうが安定した作業が行えます。
吹き付け塗装の種類と仕上がり

こちらでは、吹き付け塗装の種類と仕上がりを3つ解説します。
リシン吹き付け
リシン吹き付けは、ざらつきのある落ち着いたマットな質感が特徴で、昔ながらの戸建て住宅にも多い施工法です。シンプルながら、汚れや細かいヒビが目立ちにくいというメリットがあります。
DIYでの施工も不可能ではありませんが、仕上げの粗さを均一にするには熟練が必要です。塗料が乾くのが早いため、やり直しが効かないこともあります。
一方で、塗膜が薄いためヒビが入りやすく、経年劣化で割れが目立ちやすいです。さらに、水や汚れが溜まりやすく、カビやコケが発生しやすい欠点があります。
- ・乾燥が早くやり直しが効かないため、段取りと塗装スピードが必要
- ・塗膜が薄いため、下地処理が不十分だと割れやすい
- ・カビやコケの予防には、防カビ塗料やコーティング材が有効
スタッコ仕上げ
スタッコ仕上げは、厚めの塗膜と凹凸のある立体的な吹き付け塗装です。リシンに比べて凹凸が深く、より重厚感や存在感のある仕上がりになるため、外観にインパクトを持たせたい住宅に適しています。
施工方法には「コテ仕上げ」と「吹き放し仕上げ」があり、DIYで挑戦するなら吹き放し仕上げが現実的です。
一方、模様を自在に表現できるコテ仕上げは技術を要するため、プロに依頼するのが一般的です。
ただし、表面が粗いため汚れが溜まりやすく、掃除しにくいというデメリットもあります。日陰になりやすく、風通しが悪い立地ではカビやコケが顕著になりやすいです。
- ・模様のムラを防ぐには、塗料の粘度と空気圧の管理が不可欠
- ・塗膜が厚く乾きにくいため、十分な乾燥時間を確保
- ・凹凸が深いため、塗装だまりやムラが起きやすい
吹き付けタイル仕上げ
吹き付けタイル仕上げは、滑らかな凹凸が特徴の塗装方法です。模様付けやコテ仕上げによって印象が大きく変わります。凹凸とツヤを両立できるため、高級感のある仕上がりです。
リシンやスタッコに比べて工程が多く、塗膜も厚いため、耐久性・防水性に優れています。吹き方や仕上げ方法によっては、石材調の重厚なデザインも再現可能です。
一方で、塗装工程が複雑で、2〜3工程に分けて乾燥時間を確保しながら施工するため、DIYの難易度は高めです。DIYでタイル仕上げするなら、施工の段取りや完成イメージを明確にする必要があります。
- ・1工程ごとに十分な乾燥時間を確保し、塗膜の剥がれや浮きを防ぐ
- ・統一感を出すには、同じ方向・同じ動作で作業を進める
- ・模様仕上げを行う場合は、事前に練習しておくと安心
吹き付け塗装のメリット

吹き付け塗装は、施工スピードと仕上がりの幅広さがメリットです。ローラー塗装よりも施工時間を短縮しながら、立体感や高級感のある仕上がりにできるため、住宅の印象を大きく変えたいときに適しています。
全体的なメリットは、以下のとおりです。
メリット | 内容 |
---|---|
作業の効率性 | 一度に広範囲を塗装でき、作業時間を短縮できる |
デザイン性の自由度 | 吹き出し量や骨材の種類によって質感や模様を変えられる |
高級感のある仕上がり | 凹凸やツヤ感のある立体的な外観を再現しやすい |
凹凸部の塗り残し防止 | 霧状の塗料が入り込み、複雑な形状や窪みにも均一に塗装できる |
このように吹き付け塗装は、効率性とデザイン性の両方を備えています。特に外壁の質感にもこだわりたい方や、短期間で高品質な仕上がりを求める方におすすめです。
吹き付け塗装のデメリット

吹付け塗料の1番のデメリットは、塗料の飛散です。飛散した塗料が車や隣家に付着してしまうと、洗浄では落ちないため再塗装が必要になります。
弁償が必要な場合や近隣トラブルのリスクがあるため、ローラー塗装よりも広範囲で厳重な養生が必要です。
主なデメリットは、以下のとおりです。
デメリット | 内容 |
---|---|
塗料の飛散 | 周囲に塗料が飛びやすく、広範囲で厳重な養生が必要 |
塗料のロス | ローラー塗装に比べて約1.3〜1.5倍の塗料が必要 |
騒音 | 掃除機(60〜70dB)〜電車内(70〜80dB)程度の作動音が長時間続く |
住宅密集地での制限 | 足場や養生スペースが十分確保できなければ実施を避けるケースも |
操作の難易度 | 吹き付け距離・速度・角度を一定にする必要があり、難易度が高い |
このように、吹き付け塗装は技術だけでなく施工環境や近隣への配慮が欠かせません。失敗やトラブルを避けるなら、塗装経験の多い専門業者に依頼すると安心です。
吹き付け塗装なら聖建装工業へ!
吹き付け塗装は、効率的に施工できる一方で、高い技術と徹底した養生が欠かせない塗装方法です。
仕上がりの美しさや立体感を出せるメリットがある反面、飛散対策や騒音への配慮など、注意すべきポイントが多くあります。
特に住宅密集地では足場や養生に十分なスペースを確保できず、吹き付け塗装ができない場合もあります。吹き付け塗装を検討している場合は、施工経験が豊富な業者に相談するのが安心です。
聖建装工業は、吹き付け塗装を含む外壁塗装の経験が豊富です。現地調査から施工完了まで、ご希望に応じて適切な工法や仕上がりを提案いたします。
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