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外壁の色あせとは?原因や放置リスク・対策と費用相場をプロが解説!
更新日:2025.5.26

この記事では、外壁の色あせの原因を詳しく解説します。
また、放置することによるリスク、そして美観を保ち建物を守るための対策について、徹底的に紹介します。
大切なお住まいの外壁、ふと気づけば以前と比べて色が薄くなっていると思ったことはありませんか?それは「色あせ」かもしれません。
紫外線や雨風といった自然環境に常にさらされている外壁は、経年劣化によって色あせが生じやすい部分です。
しかし、単なる見た目の問題として放置してしまうと、建物の寿命を縮めることにも繋がりかねません。さらに、気になる対策の費用相場についても触れていきますので、ぜひ参考にしてください。
聖建装工業では、外壁の色あせ事例を多くみてきています。ぜひ以下のLINEまたはメール、電話からお問い合わせください。
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外壁の色あせとは:塗料の色が変化する現象のこと

こちらでは、色あせという現象の概要を解説します。
色あせのメカニズム
外壁の色あせは、塗料に含まれる顔料が、化学変化や物理的な変化を起こすことで発生します。原因には、以下のようなものが挙げられます。
- ・紫外線
- ・雨水
- ・排気ガス・粉塵
- ・温度変化
- ・塗料の品質
- ・施工不良
- ・立地環境
最も大きな影響が大きいのは、太陽光に含まれる紫外線です。紫外線は非常にエネルギーが高く、塗膜の主成分である合成樹脂や顔料の結合を破壊します。
さらに、日射による熱などの温度変化によって塗膜が膨張と収縮を繰り返すことで、顔料の劣化を早めます。また、顔料との酸化反応や、水分も色あせの原因のひとつです。
さまざまな要因が複合的に作用することで、外壁の色あせは進行していきます。
塗装してから3年という短い期間でも色あせすることもあり、一見10年以上経っているような事例もあります。
色あせと類似する劣化現象
色あせと類似した劣化現象として、チョーキングや変色、光沢の低下があります。
- ・チョーキング:白い粉状のものが付着する現象
- ・変色:元の色から全く異なる色に変化する現象
- ・光沢の低下:塗膜のツヤがなくなり、マットな質感に変化する現象
チョーキングは色あせと同時に発生することも多く、触ると手に粉が付くことで確認できます。チョーキングは塗膜の防水性が低下しているサインであり、放置するとひび割れや剥がれに繋がる可能性も。
変色の原因としては、排気ガスやカビ、藻などの付着、あるいは塗料に含まれる成分の化学反応などが考えられます。
光沢の低下は塗膜表面の微細な凹凸や劣化によって光の反射が均一でなくなるために起こります。
外壁の色あせを放置するリスク

外壁の色あせを放置することは、単に美観を損なうだけでなく、お住まいの寿命を縮めるリスクがあります。
雨水の侵入による建材の腐食、雨漏りが起こる
色あせが進むと、塗膜の防水性能が低くなり、微細なひび割れや剥がれが起こることがあります。
隙間から雨水が浸入すると、外壁材の内部、さらには建物の構造部分である木材や鉄骨を徐々に腐食させてしまうのです。
木材が腐食や、鉄骨が錆びは、耐震性に悪影響を及ぼします。目に見えない内部で進行するため、気づいたときには深刻な状態になっていることも少なくありません。
さらに、室内に雨水が侵入すると、壁や天井にシミができたり、カビが発生したりするだけでなく、電気配線をショートさせる危険性もあります。
外壁材の劣化による断熱性能の低下する
外壁の色あせを放置するリスクは、雨水の侵入や雨漏りだけではありません。外壁材の劣化から、断熱性能の低下にも繋がる可能性があります。
塗膜が劣化して水分が浸入すると、ひび割れが発生することも。ひび割れから、外気が入ってきて、夏は室温が上昇しやすく、冬は室温が低下しやすくなります。
省エネ効果が薄れるだけでなく、快適な室内環境を維持するためには、より多くのエネルギーが必要となるため、家計への負担が増加してしまいます。
大規模な修繕に発展する
外壁の色あせを放置し続けると、初期の段階であれば、比較的簡単な塗り替え工事で済んだものが、結果的に費用も工期も増えることになります。
前述の通り、色あせは塗膜の保護機能が低下しているサインです。
例えば、サイディングボードが水分を吸収して反り返ったり、ひび割れが広がったりすると、部分的な補修では済まなくなり、ボードの張り替えが必要になることがあります。
構造材である木材の腐食や、虫害、断熱材の劣化などが起こっていると、補修の工事も必要となり、費用がかさみます。
外壁の色あせのメンテナンス・対策方法

こちらでは、外壁の色あせのメンテナンス・対策方法について解説します。
業者による再塗装
外壁の色あせに対する最も一般的で効果的なメンテナンス・対策方法は、専門の業者による再塗装です。
色あせの対策としての再塗装は、DIYでは難しい作業のため、業者に依頼することをおすすめします。
既存の劣化した塗膜を丁寧に下地処理し、新たな塗料を塗布することで、外壁の美観を取り戻すだけでなく、保護機能を回復させられます。
使用する塗料の種類によって、耐候性、防水性、防汚性、断熱性など、様々な機能性を付加することも可能です。
例えば、紫外線に強い塗料を選べば、色あせの進行を遅らせることができますし、遮熱塗料を選べば、室内の温度上昇を抑え、省エネ効果も期待できます。
外壁材の張り替え
外壁材の張り替えは、既存の外壁材を撤去し、新しい外壁材に交換する方法です。
再塗装に比べて費用は高くなりますが、色あせだけでなく、外壁材自体の劣化が進行している場合や、デザインを一新したい場合に有効な手段となります。
新しい外壁材を選ぶ際に、断熱性、遮音性、耐候性などの機能性の高い素材を選ぶことで、住まいの快適性を向上させることも可能です。
例えば、断熱性の高いサイディングに張り替えることで、冷暖房効率が向上し、光熱費の削減に繋がる可能性があります。
張り替えの際には、下地材の状態も確認し、必要に応じて補修や交換を行うため、建物の耐久性向上にも貢献します。
外壁塗装・メンテナンスにかかる費用相場

こちらでは、外壁塗装・メンテナンスにかかる再塗装と外壁の張り替えそれぞれの費用相場について解説します。
■ 再塗装の場合
外壁の色あせに対する塗装・メンテナンスにかかる費用相場は、建物の規模、塗料の種類、施工方法、下地の状態などによって大きく変動します。一般的な目安としては以下の通りです。
坪数 | 相場 |
---|---|
20坪 | 94,800〜434,500円 |
30坪 | 141,600〜649,000円 |
35坪 | 165,600〜759,000円 |
40坪 | 189,600〜869,000円 |
50坪 | 237,600〜1,089,000円 |
60坪 | 284,400〜1,303,500円 |
塗料の費用のほかに、足場設置費用(約15万円~30万円)、高圧洗浄費用(約3万円~5万円)、下地補修費用(ひび割れ補修やシーリングなど、程度による)、養生費用などが含まれます。
ただし、これはあくまで目安であり、建物の形状が複雑であったり、下地の状態が悪い場合は、さらに費用がかさむことがあります。
>>【坪や面積別!】外壁塗装の費用はいくら?塗料の種類や工事内容別で徹底解説!
■ 外壁材の張り替えの場合
外壁材の張り替えは、再塗装に比べて高額になります。既存の外壁材の撤去費用、新しい外壁材の費用、下地処理費用、そして施工費用などがかかります。
外壁材の種類 | 相場(1平方メートルあたり) |
---|---|
窯業系サイディング | 15,000円~30,000円程度 |
金属系サイディング | 20,000円~40,000円程度 |
一般的な戸建て住宅(30坪程度)の場合、200万円~500万円程度が目安となることが多いです。こちらも、使用する外壁材の種類や下地の状態によって大きく変動します。
上記はあくまで目安であり、実際の費用は業者によって異なります。必ず複数の業者から見積もりを取り、比較検討するようにしてください。
信頼できる外壁塗装業者の選び方

信頼できる外壁塗装業者を選ぶことは、工事の品質や満足度に直結する非常に重要なポイントです。後悔しない業者選びのために、以下の点を参考にしてください。
- ・実績と評判を確認する
- ・複数の業者から見積もりを取る
- ・担当者の対応を見る
- ・保証内容を確認する
- ・地域密着型の業者も検討する
実績と評判のある業者かどうかは、ホームページなどで施工事例を確認し、口コミ・評判は、Google Mapや、口コミサイトを確認しましょう。
また、建設業許可(塗装工事業)や、一級・二級塗装技能士などの資格を持つ職人がいるかどうかも品質の目安になります。地域密着型の業者は、アフターフォローや対応がきめ細かいことが多いです。
ピックアップした業者のうち、少なくとも3社以上の業者から見積もりを取り、比較検討しましょう。
塗料の種類、塗布面積、工程、使用する材料、足場費用など、詳細な内訳が記載されているか確認し、価格だけで判断しないことをおすすめします。
安すぎる見積もりには、手抜き工事や低品質な塗料を使用する可能性があります。適正な価格で、信頼できる施工をしてくれる業者を選ぶようにしてください。
塗料の種類や業者の規定によって異なりますが、保証期間や保証内容(塗膜の剥がれ、ひび割れなど)を確認しましょう。
外壁が色あせしているなら聖建装工業へ!
聖建装工業は、外壁の色あせでお困りのお客様のお力になります。長年の経験と技術で、大切なお住まいの外見だけでなく、保護機能も回復させます。
色あせの原因を診断し、お客様の要望や建物の状態に最適な塗料と施工プランをご提案いたします。
紫外線に強く、耐久性に優れた塗料はもちろん、遮熱・断熱効果のある高機能塗料も豊富に用意。自社職人による丁寧な施工で、美しい仕上がりと長期的な安心をサポートします。
外壁の色あせが気になったら、外壁の色あせ事例を多くみてきた聖建装工業にご相談ください。ぜひ以下のLINEまたはメール、電話からお問い合わせいただけます!
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