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外壁塗装について
外壁塗装の「足場」完全ガイド!費用相場、種類、DIYの注意点まで徹底解説
更新日:2025.5.30

この記事では、外壁塗装の足場の費用相場や種類、設置方法まで詳しく解説します。
足場を使うべき理由、単管足場やクサビ式足場などの特徴、業者に依頼した場合とDIYで組む場合の費用や注意点まで幅広く紹介。
「足場って本当に必要?」「DIYでやっても大丈夫?」といった疑問をお持ちの方も、この記事を読めば、足場の意義や、安全な外壁塗装ができるようになります。
なお、足場の設置が不安な方は、聖建装工業にご相談ください。現地調査から最適な足場提案まで、丁寧に対応いたします。以下のLINEまたはメール、電話から、お気軽にお問い合わせください!
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外壁塗装に足場が必要な理由と重要性

外壁塗装において足場は、安全かつ高品質な工事を行うために必須の設備です。
特に2階建て以上の住宅では、足場なしでは作業そのものが成り立たない場合もあります。具体的な足場が必要な理由は、以下の3つです。
理由 | ポイント |
---|---|
安全管理のため | ・作業員の命を守るための基本設備 ・安定した姿勢を確保し、転落や転倒を予防 ・安全帯の使用も可能になり、法令遵守にもつながる |
施工品質を保つため | ・細かい部分までムラなく施工可能 ・下地処理や仕上げ塗りの精度が向上 ・耐久性、美観の両面で高品質な仕上がりに |
近隣への配慮のため | ・飛散防止ネットで塗料やゴミの飛散を抑制 ・洗濯物への付着や騒音苦情など、近隣トラブルを未然に防ぐ ・工事中の人目や視線も軽減し、安心感にもつながる |
足場は事故防止や品質確保、塗料の耐久性を引き出すために欠かせません。たとえ熟練の職人でも、足場なしでは塗装にムラが出る可能性があります。
塗装ムラは塗料の寿命が短くなり、短期間で再塗装が必要といった余計なコストが掛かります。
外壁塗装で使われる足場の種類と特徴

足場は建物の形状や立地、工事内容によって使い分けが必要です。こちらでは、代表的な5種類の足場について、特徴や適した場面を紹介します。
単管足場

単管足場は、直径48.6mmの鉄パイプ(単管)をクランプで繋ぎながら現場で自由に組み上げる足場です。
柔軟性が高く、障害物が多い場所や狭小地にも対応しやすいのが特徴です。ただし作業床を設けないケースが多く、安全性や作業効率では他の足場に劣ります。
項目 | 内容 |
---|---|
メリット | ・狭い場所や複雑な構造でも設置可能 ・自由度が高く柔軟な対応ができる |
デメリット | ・作業床がなく安全性がやや低い ・施工スピードや効率が劣る |
適用ケース | ・敷地に余裕がなく規格型足場が入らない現場 ・出窓や配管が多く足場の自由度が必要な住宅 |
単管ブラケット足場

単管ブラケット足場は、単管足場に「ブラケット(金具)」を取り付けて作業床を設置できるようにしたタイプです。
作業床があることで安定した施工が可能になります。単管足場の柔軟性はそのままに、安全性と作業効率を高めた改良型の足場です。
項目 | 内容 |
---|---|
メリット | ・足元が安定し、安全性と作業効率が向上 ・単管の柔軟性を活かしつつ快適な作業環境を確保 |
デメリット | ・単管足場より組み立てに時間がかかる ・材料や人件費がやや割高になる場合がある |
適用ケース | ・単管では不安定だが、狭くてクサビ式が使えない現場 ・障害物の多い外壁や変則的な構造の住宅 |
クサビ式足場(ビケ足場)

クサビ式足場は、部材同士をクサビで固定する足場です。
「ビケ足場」とも呼ばれ、パーツが規格化されているため組み立てや解体がスピーディーで、戸建て塗装に広く使われています。作業床も幅240mm以上あり、安全性と作業効率ともに優れています。
項目 | 内容 |
---|---|
メリット | ・作業床が広く安全性が高い ・組み立てが早く、工期短縮や人件費削減にも |
デメリット | ・建物の形状に合わせにくい ・狭小地や凹凸の多い外壁には不向き |
適用ケース | ・戸建て住宅の外壁塗装全般 ・一般的な形状、広さの住宅に最適 |
枠組足場

枠組足場は、鉄製の「建枠(たてわく)」と呼ばれるフレームを組み合わせて作る、頑丈な足場です。3階建てや大規模な工事に使用します。
ビルやマンションなどの高層建築向けに使われており、耐久性・安定性に優れている反面、重量があり設置スペースも必要になります。
項目 | 内容 |
---|---|
メリット | ・高所作業に強く、強風や重量物にも耐える ・作業床が広く、安定感がある |
デメリット | ・大型で重く、狭小地では設置が困難 ・戸建てレベルでは過剰な場合もある |
適用ケース | ・3階建て以上の住宅 ・屋根修繕や外壁、設備の大規模改修工事 |
屋根足場


屋根足場があれば、急勾配でも安定した作業が可能になり、塗りムラも防げます。傾斜のある屋根や高所での作業は滑落リスクが高く、外壁用の足場だけでは安全が確保できません。
一般的な屋根の場合には、屋根に足場を設置しないこともよくあります。
項目 | 内容 |
---|---|
メリット | ・屋根からの滑落を防ぎ、安全性を大きく向上 ・急勾配の屋根でも安定して作業できる |
デメリット | ・外壁用足場に追加コストが発生 (外壁と屋根塗装を別で行うより安価) |
適用ケース | ・屋根塗装や屋根補修工事 ・勾配のきつい屋根がある住宅 |
外壁塗装の足場にかかる費用相場

外壁塗装における足場の費用は、建物の広さや形状、立地条件によって異なります。
こちらでは「業者に依頼する場合」と「DIYで足場を組む場合」の費用について、それぞれの内訳や注意点を解説します。
ケース | 費用相場 |
---|---|
業者に依頼する場合 | ・10万〜15万円 |
DIYで足場を組む場合 | ・レンタルの場合:・7万〜15万円 ・購入の場合:18万〜33万円 |
業者に依頼する場合の足場費用
外壁塗装を業者に依頼する場合、足場費用は大きく分けて「組み立て・解体費用」「材料費」「運搬費」の3つです。おおよその費用相場は以下の表を参考にしてください。1坪あたりの仮設面積は4〜5㎡で計算できます。
項目 | 費用相場 |
---|---|
組み立て・解体費用 | 300〜500円/㎡ |
材料費 | 200〜400円/㎡ |
運搬費 | 10,000〜30,000円程度 |
一般的な30坪程度の2階建て住宅では、足場費用は10万〜15万円前後が相場です。ただし、外壁に凹凸が多い場合や3階建て以上の住宅では、20万円を超えるケースもあります。
足場費用は塗装コストの割合が大きく、削りたくなる部分かもしれません。しかし「足場無料」の営業トークには要注意です。
実際には塗料や資材に費用を分散しているだけの場合もあり、総額は変わらないことも。この場合、見積もりの内訳があいまいである事が多いです。
業者に依頼する場合は、足場費用の内訳が明記されている業者を選ぶと安心です。
DIYで足場を組む場合の費用
DIYで足場を組む場合は、単管足場が一般的です。主にレンタルか購入費用、安全対策費用がかかります。以下の表に、目安となる費用をまとめました。
項目 | 内容 | 費用目安 |
---|---|---|
足場レンタル費用 | ・約2週間レンタルを想定 ・1坪あたりの仮設面積:4〜5㎡ ・500〜600円/㎡ | ・70,000〜150,000円 |
購入費用 | ・単管やクランプなど一式新品購入 | ・150,000〜300,000円 ・足場板の枚数によって変動 |
安全対策費 | ・ヘルメット、安全帯、ネット等 | ・10,000〜30,000円程度 |
一時的な塗装であれば、レンタルのほうが費用を抑えられます。定期的なメンテナンスをする場合は購入も良いですが、保管や防サビ対策が必要です。
作業中の事故リスクも考慮すると、外壁塗装はプロに依頼する方が安全かつ確実です。
■まとまった出費を抑えたい方は、外壁塗装ローンがおすすめです。以下の記事も参考にしてください。
>>【失敗しない】外壁塗装ローンを徹底解説!金利・審査・注意点・借り換えも
DIYで足場を組む際の設置方法

DIYで足場を組むには、安全性と正確さが欠かせません。以下に、基本的な設置手順をまとめました。
手順 | 作業内容 |
---|---|
① 設置場所の確認・整地 | 傾斜や凸凹の有無を確認し、障害物を撤去して足場の土台を安定させる |
② ジャッキベースの設置 | 地面に水平に並べて足場支柱の土台とする |
③ 支柱の組み立て | 単管を垂直に立ててクランプで固定し、水平器で垂直を確認 |
④ 作業床(足場板)の設置 | 240mm幅の足場板を2枚以上並べて安全な通路を確保し固定 |
⑤ 筋交い(補強材)の取り付け | 斜め方向に単管を入れて横揺れを防止する補強を行う |
⑥ 飛散防止ネット・安全対策の設置 | 塗料飛散防止ネットの設置と、安全帯フックの取り付け |
作業中は、各工程で水平や垂直のズレがないかこまめに確認してください。
特にジャッキベースの高さや支柱の立て方は、全体の安定性に大きく影響します。水平器を使い、手順を丁寧に進めることで安定した足場になります。
DIY足場の組み立て・解体時の注意点

足場の組み立てや解体は、わずかな気の緩みや順序ミスによって大事故が起こることも。特にDIYは安全対策が不十分になりがちなため、以下の点には十分注意してください。
注意点 | 内容 |
---|---|
作業は2人以上で行う | 正確な水平確認や部材の支え、万が一の事故に備えるため、1人での作業は避ける |
安全帯・ヘルメットを必ず着用 | 足場上では常に転落のリスクがあるため、安全帯で体を固定し、頭部も保護する |
クランプの締め忘れに注意 | 支柱や足場板の固定が甘いと、作業中にガタつきや落下が発生するおそれがある |
強風・雨の日は作業を中止する | 天候によって足元が滑りやすくなり、事故のリスクが高まる。風で資材があおられる危険もある |
解体時は上から順に撤去する | 作業床や支柱を不安定な順序で外すと、倒壊や滑落事故につながる危険がある |
組み立て・解体は不安定な状態での作業が多く、一瞬のミスが重大な事故につながります。作業をはじめる前に手順を確認し、難しいと感じた場合は経験者や業者からのアドバイスを受けてください。
DIYするなら足場はレンタルがベター

足場のレンタルは整備された資材を必要な期間使えるため、コストと労力を抑えられる選択肢です。
一方、新品の足場一式は数十万円かかり、使用後の保管や点検などの手間もかかります。特に屋根塗装では、傾斜に合わせた調整が必要なため、劣化した資材の使用は危険です。
そのため、外壁・屋根どちらのケースでも、足場が必要な作業にはレンタル品を活用し、設置方法に不安がある場合は専門業者の力を借りるのが安心です。
外壁や屋根の塗装なら聖建装工業へ!
足場は、安全かつ高品質な塗装に欠かせません。足場を使用しなかったり、不安定だったりすると、塗装の質が低下するほか転落事故のリスクも。
「足場って本当に必要?」「どれくらいの費用がかかるの?」といった疑問や、「自分で足場を組んでみようか迷っている」という方は、ぜひ聖建装工業にご相談ください。
お住まいの状況を丁寧に確認し、建物の形状や施工内容に最適な足場計画をご提案いたします。
診断・お見積もりは無料ですので、下記のLINE・メールまたは電話から、お気軽にご相談ください!
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