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塗料について
シリコン塗料とは?メリット・デメリットやおすすめ、フッ素塗料の違いも解説!
更新日:2025.8.01

シリコン塗料とは?フッ素塗料と何が違う?

シリコン塗料は、シリコン樹脂を主成分とする塗料で、現在最も普及しています。8~15年程度の耐用年数があり、汚れがつきにくく、光沢が長持ちするのが特徴です。価格と性能のバランスが良く、コストパフォーマンスに優れています。ただし、弾力性が低いためひび割れやすい場合があります。
一方、フッ素塗料はフッ素樹脂を主成分とし、15~20年と非常に高い耐用年数を誇ります。紫外線に強く色褪せしにくいため、長期間美しい外観を保てます。高価ですが、塗り替え回数を減らせるため、長期的なメンテナンスコストを抑えることができます。ただし、塗膜が硬いため、下地の動きに追従できずひび割れる可能性もあります。
まとめると、シリコン塗料は「費用対効果に優れた標準的な塗料」、フッ素塗料は「耐久性と美観を最重視した高機能塗料」と言えます。
シリコン塗料を使用するデメリット

シリコン塗料は多くのメリットを持つ一方で、いくつかのデメリットも存在します。
まず、弾性が低く、ひび割れしやすい点が挙げられます。シリコン塗料の塗膜は硬いため、建物の動きや温度変化による伸縮に追従しきれず、ひび割れが発生しやすい傾向があります。特に、モルタルやコンクリートなど、下地自体が伸縮しやすい素材の外壁に塗装する場合や、地震などで建物に揺れが生じた際には、ひび割れのリスクが高まります。ひび割れが発生すると、塗膜の防水性が低下し、雨水が浸入して建物の劣化を早める原因となるため、定期的な点検と補修が重要になります。ただし、最近では「弾性シリコン塗料」と呼ばれる、柔軟性を持たせた製品も登場しており、このデメリットをカバーできる場合があります。
次に、再塗装が難しいという点もデメリットです。シリコン塗料は撥水性が高く、表面が滑らかなため、既存のシリコン塗料の上に新しい塗料を塗る際には、塗料が密着しにくいことがあります。適切な下地処理を怠ると、新しい塗膜が剥がれやすくなるため、専門的な知識と技術を持った業者による丁寧な施工が不可欠です。
また、アクリル塗料やウレタン塗料と比較すると初期費用が高価になる傾向があります。耐用年数が長いため、長期的に見ればコストパフォーマンスに優れることが多いですが、一度にかかる費用は高めです。
最後に、フッ素塗料に比べると耐用年数が短いという点も挙げられます。シリコン塗料の耐用年数は8~15年程度ですが、フッ素塗料は15~20年とさらに長いため、より長期間のメンテナンスフリーを求める場合は、シリコン塗料では物足りなく感じるかもしれません。
シリコン塗料を使用するメリット

シリコン塗料には多くのメリットがあり、現在、外壁塗装で最も選ばれている塗料の一つとなっています。主なメリットは以下の通りです。
まず、コストパフォーマンスに優れている点が挙げられます。シリコン塗料はアクリル塗料やウレタン塗料よりも耐久性が高く、フッ素塗料よりは安価であるため、価格と性能のバランスが非常に良いです。耐用年数が8~15年と比較的長いため、塗り替えの頻度を減らすことができ、長期的に見るとメンテナンス費用を抑えることが可能です。
次に、高い耐久性と耐候性も大きなメリットです。シリコン樹脂は紫外線や風雨に強く、色褪せや劣化がしにくい特性を持っています。日本の四季の厳しい気候にも対応できるため、長期間にわたって建物の外観を美しく保ち、建材を保護する役割を果たします。
さらに、防汚性に優れていることも特徴です。シリコン塗料の塗膜は撥水性が高く、汚れが付着しにくい性質があります。空気中のホコリや排ガス、雨水による汚れなどが付着しても、雨で洗い流されやすいため、美しい状態を長く維持できます。また、透湿性も兼ね備えている製品が多く、壁内の湿気を外部に逃がすことで、結露やカビの発生を抑える効果も期待できます。
加えて、光沢が長持ちするという美観上のメリットもあります。塗装後の光沢感が長期間維持されるため、建物の見栄えを良く保つことができます。
最後に、商品ラインナップが豊富なこともメリットです。多くのメーカーが様々な種類のシリコン塗料を販売しており、カラーバリエーションや機能性(遮熱性、断熱性など)も豊富に選べます。これにより、住宅のイメージや予算、求める性能に合った製品を見つけやすいという利点があります。
シリコン塗料ランキングTOP5(2025年版)

第1位:アステックペイント:シリコンRevo1000(-IR)
アステックペイントの「シリコンRevo1000(-IR)」は、シリコン塗料の中でも高い評価を得ている製品です。その大きな特徴は、一般的なアクリルシリコン塗料と比較して、塗料中のシリコン成分(シロキサン結合)が約3倍も高配合されている点です。この高配合により、紫外線による劣化に非常に強く、約13~16年の期待耐用年数を誇る「高耐候性」を実現しています。
また、「ラジカル制御型白色顔料」を採用しており、塗料の劣化を促進するラジカルの発生を抑制し、塗膜の耐久性をさらに高めています。
さらに、塗膜表面が強靭な三重構造アクリルシリコン樹脂で形成されているため、汚れが付着しにくい「低汚染性」も兼ね備えています。これにより、砂埃や排気ガスなどの汚れが染み込みにくく、長期にわたって美しい外観を維持できます。
特に「シリコンRevo1000-IR」は、高日射反射率の「特殊遮熱無機顔料」を使用することで、太陽光の近赤外線を効果的に反射し、室内温度の上昇を抑える「遮熱性」も付加されています。これにより、夏場の省エネ効果も期待できます。
これらの優れた機能性から、シリコン塗料の選択肢として非常に人気が高く、総合的な性能でランキング上位に位置づけられています。
第2位:関西ペイント:ダイナミックトップ
関西ペイントの「ダイナミックトップ」は、シリコン塗料の中でも特に優れた「ラジカル制御技術」を特徴とする製品です。塗膜の劣化原因となるラジカル(劣化因子)の発生を抑制し、発生したラジカルを無害化する4つの技術を組み合わせることで、従来のシリコン塗料をしのぐ高い耐久性を実現しています。
その期待耐用年数は約13~15年とされており、これは一般的なシリコン塗料よりも長く、フッ素塗料に近いレベルの耐候性を誇ります。これにより、長期にわたって外壁の美観と保護性能を維持できます。
また、超低汚染性を有しており、雨水によるセルフクリーニング効果も期待できるため、汚れがつきにくく、建物の清潔感を保ちやすいのも特徴です。さらに、防カビ・防藻性も高く、湿気の多い環境でも安心して使用できます。
「ダイナミックトップ」には、湿潤面や高湿度環境での施工を可能にする「ダイナミック強化剤」を併用できる製品もあり、悪天候による工期遅延のリスクを軽減できる点も施工業者から評価されています。さらに、「ダイナミックトップ遮熱」という製品では、太陽光の赤外線を反射し、室内温度の上昇を抑える遮熱機能も付加されており、省エネ効果も期待できます。
これらの多機能性と高いコストパフォーマンスから、多くの住宅オーナーや塗装業者に選ばれています。
第3位:日本ペイント:パーフェクトトップ
日本ペイントの「パーフェクトトップ」は、国内で初めて「ラジカル制御技術」を搭載した塗料として、その性能とコストパフォーマンスで業界に大きな影響を与えました。従来のシリコン塗料と同等の価格帯でありながら、それ以上の耐久性を実現している点が最大の特長です。
塗膜の劣化を促進する「ラジカル」という物質の発生を抑制し、さらに発生したラジカルを捕らえることで、塗膜の劣化を大幅に遅らせる独自の技術が採用されています。これにより、期待耐用年数は約10~15年と、一般的なシリコン塗料よりも長く、長期にわたって建物を保護します。
また、緻密でなめらかな塗膜を形成するため、汚れが付着しにくい「低汚染性」にも優れています。雨水によるセルフクリーニング効果も期待でき、美観を長く保つことができます。さらに、防藻・防カビ性も備えているため、カビや藻の発生しやすい環境でも安心です。
水性塗料であり、臭いが少ないため、近隣への配慮が必要な住宅密集地でも使用しやすいという施工上のメリットもあります。艶の調整も可能で、建物のデザインに合わせて様々な仕上がりを選ぶことができる点も魅力です。これらのバランスの取れた性能と高いコストパフォーマンスにより、外壁塗装の定番として広く支持されています。
第4位:SK化研:エスケープレミアムシリコン
SK化研の「エスケープレミアムシリコン」は、ラジカル制御技術を駆使した高性能シリコン塗料として知られています。塗料の劣化を引き起こすラジカルの発生を抑え、さらに発生したラジカルを捕らえる「トリプルガード効果」と呼ばれる独自の技術により、高い耐候性を実現しています。
期待耐用年数は約14~16年と、一般的なシリコン塗料の範囲内で非常に長く、フッ素塗料にも匹敵する耐久性を持つと評価されています。これにより、塗り替えサイクルを延ばし、長期的なメンテナンスコストの削減に貢献します。
また、塗膜が緻密で滑らかなため、汚れが付着しにくい「低汚染性」にも優れています。雨水で汚れが洗い流されやすく、美観を長期間保つことができます。さらに、防カビ・防藻性も高く、微生物による汚染も抑制します。
水性塗料であるため、臭気が少なく、環境や人体への影響が少ない点もメリットです。艶の選択肢も豊富で、艶有りから艶消しまで、建物の雰囲気に合わせた仕上がりが可能です。これらの総合的な性能とバランスの良さから、外壁塗装において信頼性の高い選択肢として広く採用されています。
第5位:アステックペイント:超低汚染リファイン1000Si-IR
アステックペイントの「超低汚染リファイン1000Si-IR」は、その名の通り「超低汚染性」を最大の特長とするシリコン塗料です。一般的なシリコン塗料とは一線を画し、塗膜に無機成分を配合することで、非常に緻密で強靭な塗膜を形成します。これにより、微細な汚れすら塗膜に定着しにくく、美観を長期にわたって維持できます。
さらに、塗膜表面が親水性に優れているため、雨水が汚れと塗膜の間に入り込み、付着した汚れを洗い流す「セルフクリーニング効果」も発揮します。
また、期待耐用年数は約15~18年と、シリコン塗料としてはトップクラスの耐久性を誇り、優れた耐候性も兼ね備えています。紫外線による塗膜の劣化を抑制する「ラジカル制御型白色顔料」も採用されており、色褪せやチョーキングの発生を抑えます。
「-IR」の表記が示す通り、太陽光の近赤外線を効果的に反射する「遮熱性」も持ち合わせています。この遮熱性能は、高い低汚染性によって汚れが付着しにくいため、長期にわたってその効果を保持できる点も大きなメリットです。
これらの高機能性により、美観と耐久性、省エネ効果を兼ね備えたバランスの取れた製品として、高い人気を誇っています。
【シリコン塗料】料金比較表(30坪住宅の目安)

順位 | 商品名 | メーカー | 期待耐用年数 | 1㎡あたり単価(材料費) | 施工費込み概算(税込) | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|---|
1位 | オーデフレッシュU100Ⅱ | 日本ペイント | 約13〜16年 | 約3,900~4,500円 | 約70万円~90万円 | 低汚染性・高耐候性を実現 |
2位 | アレスアクアレタン | 関西ペイント | 約12〜15年 | 約2,500〜3,500円 | 約65万円~85万円 | 乾燥性に優れ、水性で臭気も少ない |
3位 | 水性コンポウレタン | エスケー化研 | 約10〜13年 | 約1,700〜2,500円 | 約55万円~75万円 | 塗膜が強靭で、耐候性、耐水・耐アルカリ性に優れる |
【シリコン塗料】料金比較表(30坪住宅の目安) 解説
注記:
記載の価格はあくまで目安であり、実際の施工価格は下地の状態、施工業者、地域、足場の有無、付帯部の塗装範囲などにより大きく変動します。
期待耐用年数も、あくまで「期待値」であり、立地環境や日当たり、メンテナンス状況によって前後する可能性があります。
「30坪住宅の概算」は、延べ床面積30坪(約99㎡)の一般的な住宅を想定し、外壁塗装面積を約120~150㎡として算出しています。
第1位:アステックペイント:シリコンRevo1000(-IR)
期待耐用年数
1㎡あたり単価(材料費)
施工費込み概算(税込) (30坪住宅目安)
約13~16年
2,000円~2,500円
80万円~120万円
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特徴:
アステックペイントの「シリコンRevo1000(-IR)」は、シリコン塗料の中でも非常に高い耐久性と機能性を誇る製品です。
高耐候性: 塗料中のシリコン成分(シロキサン結合)を一般的なアクリルシリコン塗料の約3倍も高配合しているため、紫外線による劣化に極めて強いのが特長です。これにより、長い期待耐用年数を実現しています。
ラジカル制御技術: 塗膜の劣化を促進する「ラジカル」の発生を抑制する「ラジカル制御型白色顔料」を採用しており、塗膜の色褪せやチョーキング(粉状化)を強力に防ぎ、美しさを長く保ちます。
低汚染性: 塗膜表面が強靭な三重構造のアクリルシリコン樹脂で形成されており、親水性も兼ね備えているため、汚れが付着しにくいです。雨水で汚れが洗い流されるセルフクリーニング効果も期待でき、常に清潔な外観を維持できます。
遮熱性(-IR): 「シリコンRevo1000-IR」は、高日射反射率を持つ「特殊遮熱無機顔料」を使用することで、太陽光の近赤外線を効果的に反射します。これにより、室内の温度上昇を抑え、冷房費の削減に繋がり、省エネ効果が期待できます。遮熱機能と高耐候性・低汚染性を両立している点が強みです。
第2位:関西ペイント:ダイナミックトップ
期待耐用年数
1㎡あたり単価(材料費)
施工費込み概算(税込) (30坪住宅目安)
約13~15年
1,800円~2,300円
75万円~110万円
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特徴:
関西ペイントの「ダイナミックトップ」は、革新的な「ラジカル制御技術」で注目されるシリコン塗料です。
超耐久ラジカル制御: 塗膜の劣化原因であるラジカルを徹底的に制御するために、4つの異なる技術(「高性能ラジカル制御形酸化チタン」「UVトラップ」「HALS(光安定剤)」「親水化技術」)を組み合わせた独自の「トリプルガード効果」を採用。これにより、非常に高い耐候性を実現し、フッ素塗料に匹敵するほどの長寿命が期待できます。
超低汚染性: 塗膜が緻密で汚れが付着しにくく、雨水によるセルフクリーニング効果も期待できます。建物の美観を長期間維持するのに貢献します。
防カビ・防藻性: 特殊な防カビ・防藻剤を配合しており、カビや藻の発生を強力に抑制します。湿気の多い地域や日当たりの悪い場所でも、清潔な状態を保ちやすいです。
高い汎用性: 水性塗料でありながら、優れた隠蔽力と塗装作業性を持ち合わせています。また、「ダイナミック強化剤」を併用することで、低温・高湿度といった通常の塗装には不向きな環境でも施工が可能になる製品もあります。
遮熱対応: 「ダイナミックトップ遮熱」は、遮熱顔料を配合しており、太陽光の熱を反射して室内温度の上昇を抑制する効果があります。
第3位:日本ペイント:パーフェクトトップ
期待耐用年数
1㎡あたり単価(材料費)
施工費込み概算(税込) (30坪住宅目安)
約10~15年
1,600円~2,100円
70万円~100万円
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特徴:
日本ペイントの「パーフェクトトップ」は、ラジカル制御技術を一般のシリコン塗料に普及させた先駆け的な存在で、その費用対効果の高さが魅力です。
ラジカル制御技術の先駆者: 国内で初めて「ラジカル制御型白色顔料」を搭載した塗料として登場しました。塗膜中の酸化チタンが紫外線と反応して発生させるラジカルの活動を抑制し、塗膜の劣化を大幅に遅らせることで、従来のシリコン塗料以上の耐久性を実現しています。
優れた耐候性: 長期間にわたり、塗膜の色褪せやチョーキングの発生を抑制し、建物の美観を維持します。期待耐用年数も十分に長く、コストパフォーマンスに優れます。
低汚染性: 塗膜の緻密性が高いため、親水性も相まって汚れが付着しにくいです。雨水で汚れが流れ落ちるセルフクリーニング効果も期待できます。
防藻・防カビ性: カビや藻の発生を抑える効果があり、建物の衛生的な状態を保ちます。
水性で安心: 水性塗料のため、溶剤系塗料に比べて臭いが少なく、近隣への配慮が必要な住宅地や、小さなお子様がいるご家庭でも比較的安心して使用できます。
豊富な色と艶: カラーバリエーションが豊富で、艶有りから5分艶、3分艶、艶消しまで、様々な艶調整が可能であり、建物のデザインやオーナーの好みに合わせて柔軟に選べます。
第4位:SK化研:エスケープレミアムシリコン
期待耐用年数
1㎡あたり単価(材料費)
施工費込み概算(税込) (30坪住宅目安)
約14~16年
1,900円~2,400円
78万円~115万円
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特徴:
SK化研の「エスケープレミアムシリコン」は、SK化研が長年培ってきた技術の粋を集めた、高機能シリコン塗料の代表格です。
高耐候性: 塗料の劣化原因となるラジカルの発生を抑え、発生したラジカルを捕捉する独自の「トリプルガード効果」により、シリコン塗料の持つ耐久性をさらに向上させています。これにより、非常に長い期待耐用年数を実現し、フッ素塗料に匹敵するレベルの耐久性を持つと評価されています。
超低汚染性: 緻密で滑らかな塗膜を形成し、汚れが付着しにくい特性を持っています。雨水によるセルフクリーニング効果も期待でき、建物の美観を長期間維持します。
防カビ・防藻性: 特殊な防カビ・防藻剤が配合されており、カビや藻の繁殖を強力に抑制し、建物の衛生面を保ちます。
高い塗膜性能: 硬く強靭な塗膜でありながら、適度な柔軟性も持ち合わせることで、ひび割れのリスクを軽減しています。
環境配慮型: 水性塗料であり、VOC(揮発性有機化合物)の排出量を抑えているため、環境にも配慮された製品です。
多彩な艶選択: 艶有りのほか、7分艶、5分艶、3分艶、艶消しといった豊富な艶調整が可能で、様々な意匠性に対応できます。
第5位:アステックペイント:超低汚染リファイン1000Si-IR
期待耐用年数
1㎡あたり単価(材料費)
施工費込み概算(税込) (30坪住宅目安)
約15~18年
2,200円~2,800円
90万円~130万円
Google スプレッドシートにエクスポート
特徴:
アステックペイントの「超低汚染リファイン1000Si-IR」は、その名の通り「超低汚染性」と「遮熱性」を極限まで追求したシリコン塗料の最高峰モデルの一つです。
究極の超低汚染性: 塗膜に無機成分を高度に配合することで、非常に緻密で親水性の高い塗膜を形成します。これにより、微細な汚れすら塗膜に定着しにくく、付着した汚れも雨水で効率的に洗い流される「セルフクリーニング効果」が最大限に発揮されます。一般的な塗料では汚れやすい環境でも、長期にわたり清潔な外観を維持できるのが最大の強みです。
高耐久性: シリコン樹脂と無機成分のハイブリッド技術により、約15~18年という非常に長い期待耐用年数を実現しています。紫外線による劣化を抑制する「ラジカル制御型白色顔料」も搭載しており、色褪せやチョーキングの発生を抑えます。
高遮熱性: 高日射反射率を持つ「特殊遮熱無機顔料」を使用することで、太陽光の近赤外線を強力に反射します。この遮熱効果により、室内の温度上昇を抑制し、冷房費の削減に大きく貢献します。
遮熱効果の持続性: 超低汚染性により塗膜が汚れにくいため、遮熱効果が長期にわたって持続するという相乗効果があります。汚れが付着すると遮熱効果は低下するため、この特性は非常に重要です。
高い意匠性: 美しい光沢と滑らかな仕上がりも特長で、建物の美観を長期的に高めます。
これらの解説が、シリコン塗料選びのご参考になれば幸いです。
料金に関するワンポイントアドバイス

外壁塗装の費用は、単に塗料の価格だけでなく、様々な要素で構成されています。適正価格で高品質な塗装を実現するためのワンポイントアドバイスをご紹介します。
- 見積もりの内訳をしっかり確認する
外壁塗装の費用は、主に以下の4つの要素で構成されています。
塗料代(材料費): 全体の約20%を占めます。選ぶ塗料の種類(シリコン、フッ素など)やグレードによって大きく変動します。
足場代: 全体の約20%を占めます。高所作業の安全確保と品質維持に不可欠であり、建物の形状や敷地状況で価格が変わります。「足場代無料」を謳う業者には注意が必要で、他の項目に上乗せされている可能性があります。
人件費(施工費): 全体の約30%を占めます。職人の技術レベルや工事期間によって変動します。
その他諸経費(運営費など): 全体の約30%を占めます。高圧洗浄費、養生費、下地補修費、シーリング工事費、廃材処理費、運搬費、現場管理費などが含まれます。
見積もりを受け取ったら、これらの項目が明確に記載されているか、数量や単価が分かりやすく示されているかを確認しましょう。「一式」と大まかに書かれている場合は、具体的に何が含まれているか質問することが重要です。
- 複数業者から相見積もりを取る
最低でも2~3社から見積もりを取ることを強くおすすめします。複数の見積もりを比較することで、各社の価格帯や提案内容、使用する塗料、施工方法の違いが見えてきます。これにより、適正価格を把握しやすくなり、不当に高額な請求や、逆に安すぎることで手抜き工事のリスクがある業者を見抜くことができます。 - 「安すぎる見積もり」に注意する
あまりにも安すぎる見積もりには注意が必要です。材料費や人件費を極端に削減している可能性があり、手抜き工事や粗悪な塗料の使用に繋がりかねません。結果的に耐用年数が短くなり、かえって塗り替え頻度が増え、トータルコストが高くつくこともあります。適正価格を下回る見積もりには、その理由をしっかり確認し、納得できない場合は避けるべきです。 - 資格や実績を確認する
塗装業者選びでは、価格だけでなく、業者の実績、保有資格、保証内容なども重視しましょう。優良な業者は、詳細な見積もりを提示し、施工内容について丁寧に説明してくれます。また、施工後のアフターフォローや保証制度が充実しているかも確認ポイントです。 - 補助金・助成金の活用を検討する
地方自治体によっては、外壁塗装や省エネリフォームに対して補助金や助成金制度を設けている場合があります。遮熱塗料の使用などが条件になることが多いですが、費用負担を軽減できる可能性があるため、お住まいの自治体の情報を確認してみましょう。
これらのポイントを押さえることで、後悔のない外壁塗装を実現し、大切な住まいを長持ちさせることに繋がります。