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塗料について
フッ素塗料の特徴
更新日:2024.10.02
高級塗料の中でも、特にロングライフ性能に優れているのがフッ素塗料です。あらゆる天候でも高い効果を発揮してくれる上に、耐候性の良さがメンテナンスサイクルを引き延ばす方向で働いてくれます。
1度の施工コストとしては高くなりますが、ロングライフ性能の高さから、他の塗料に比べメンテナンス回数が減らせるためにコストパフォーマンスに優れていると言えるでしょう。
また、超低汚染塗料としてもフッ素塗料は効果を発揮してくれます。雨天時には屋根についた汚れが洗い流されるので、苔やカビの発生も抑制できるのが大きなメリットになっています。
そして、フッ素塗料の大きな効果は「遮熱性」の高さで実感できるでしょう。夏場の室温は、外気温に比べ2度程度低くなり、外から部屋に入った際には圧倒的な快適さが実現されます。
また、超低汚染塗料の性能を持っているフッ素塗料であれば、汚れによる熱吸着がないため、通常の低汚染塗料以上に快適性を実感できはずです。
耐候性 | 15〜20年 |
塗り替え費用 | 9,900〜16,500円/m2 |
コストパフォーマンス | 高い |
製品数 | 少ない |
実績 | 少ない |
フッ素塗料の長所
耐候性
フッ素塗料は、太陽光や雨、風、大気中の汚染物質などの外部要因に対して非常に耐性があります。住宅の外壁塗装に用いられる塗料は、紫外線や雨などによって徐々に劣化していきますが、フッ素塗料はこれらに対する耐性が強いので、劣化を最小限に止め、長持ちしてくれます。また、フッ素塗料は温度変化にも強く、北海道や東北などの寒い地域や沖縄などの極端に暑い地域でもしっかりと性能を発揮してくれます。
耐久性
フッ素塗料は、化学的に安定しており、腐食や劣化に対して耐久性があります。建物の外壁や屋根に適用された場合、長期間にわたってその美観や性能を維持することができます。また、塗装面との密着性が高く、塗膜性能を長期間保つ耐久力があります。日差しや風に晒される外壁塗装に用いても、塗膜の強度が落ちにくいです。
耐汚染性
フッ素塗料は、汚れやカビ、菌などの付着を防ぎ、外観を長期間清潔に保ちます。特に都市部や工業地域など、汚染の多い環境において優れた性能を発揮します。鳥のフンや空気中の汚染物質が塗膜表面に付着しても、フッ素塗料で塗装された外壁の表面は親水性の高い親水性塗膜がありますので、汚れと塗膜の間に雨水が入り込み、汚れを洗い流して美観を保ってくれます。
色の安定性
フッ素塗料は、色褪せや変色が少ないため、建物の外装を長期間にわたって美しい状態で保ちます。特に強い日光や気候の影響を受けやすい地域において、その優れた性能が活かされます。日本のような湿度が高く、四季の変化が激しい環境下でも、色の安定性を保つことができます。
環境への配慮
フッ素塗料は、有機溶剤を含まず、揮発性有機化合物(VOC)の排出量が少ないため、環境にやさしい塗料としても知られています。