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塗料について
ラジカル塗料の特徴
更新日:2024.10.01
ラジカル制御型塗料は、成分に「ラジカル制御型の酸化チタン」を配合することで「紫外線」によるダメージを制御することができる塗料です。名称にもある「ラジカル」とは、外壁塗装の劣化「チョーキング」の原因にもなる因子のことです。
ラジカルが発生すると、塗料は安定できなくなり「チョーキング」を起こし始めるのです。その結果、撥水性や防水性が一気に低下してしまい、苔やカビが発生するようになるわけです。
耐候性 | 10〜13年 |
塗り替え費用 | 2,200〜2,800円/m2 |
コストパフォーマンス | 良い |
製品数 | 少ない |
実績 | 少ない |
ラジカル塗料独自の成分
ラジカル塗料は、成分に酸化チタンと光安定剤が含まれています。酸化チタンは本来ラジカルを発生させる要因になる成分なのですが、ラジカル塗料の酸化チタンは高耐候型酸化チタンで、ラジカルバリアという劣化因子を抑制させる機能がついています。また、光安定剤はラジカルが発生しても抑えてくれる効果があります。
ラジカル塗料の長所
チョーキング現象が発生しにくい
酸化チタンによって発生したラジカルは、塗膜の劣化を進行させてしまいます。塗膜が劣化すると、外壁を触ったときに手に白い粉が付着する”チョーキング現象”が起こってしまいます。ラジカル塗料を使用するとラジカルの発生を抑制するため、チョーキング現象が発生しにくい効果があります。
コストパフォーマンスが高い
現在、最も普及している塗料がシリコン塗料です。シリコン塗料が人気の理由は、フッ素塗料と比較すると施工価格が大幅に安価であることと、塗料として安定した性能が備わっているからです。このシリコン塗料とほとんど同じ施工価格であり、さらにフッ素塗料と負けなくくらいの性能があります。ラジカル塗料は、機能の高さがほぼ同等のフッ素塗料と比較すると、1㎡あたりの価格が1,000円程安くなります。
さまざまな下地と相性が良い
ラジカル塗料は、下地を選ばないため、ほとんどの住宅の外壁に使えるのもラジカル塗料の長所です。サイディングや、モルタル・コンクリート、木部やアルミなど、さまざまな素材に対して塗装できます。
汚れにくい
ラジカル塗料は、汚れに強くカビやコケなどからも外壁を守ってくれる特性があります。また、親水性が高いため雨水による汚染にも強い性質を持っています。汚れに強いということはそれだけ外壁の光沢も長持ちします。また、ツヤありの方が紫外線を散乱させることができ塗膜の寿命が長くなるため、ツヤなしにこだわりがなければツヤありの方がおすすめです。