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塗料について
外壁塗装下塗り材プライマー
更新日:2023.12.07
外壁塗装の下塗り材には、シーラー、フィラー、プライマーとあります。今日はプライマーについてお話していきたいと思います。プライマーの中にも色々種類がありますのでご紹介していきます。
プライマーの特徴
プライマーには、浸透力や防錆などの効果が加えられた機能性タイプがあります。外壁塗装では、コンクリートやモルタルに使う浸透性タイプや、鉄部に使う防錆タイプが主にとなってますが、工場や生産ラインなど、導電性タイプを必要とする箇所もあります。
プライマーの種類
浸透性プライマー
浸透性プライマーは主にコンクリートやモルタルなどの無機質系素材の表面を強化するために使われる下塗り材です。プライマーが外壁の内部まで浸透することによって上から塗る上塗り材が外壁に吸い込まれなくなり、さらにプライマーが内部から外壁を強化する効果があります。経年劣化で強度の落ちたコンクリートやモルタルなどでは、耐久性を修復する目的で浸透性プライマーが使われます。
防錆プライマー
サビが発生しやすい鉄部の塗装では、防錆タイプのプライマーを下塗りします。一般的なプライマーを使う場合塗装前に下地処理としてケレン作業でサビを落としておかなければサビの進行を食い止めれません。また、サビを除去するために大がかりなケレン作業が必要となると、外壁材ひおょういめんを大きく削らなくてはならず、外壁材の他郷性を落としてしまう恐れがあります。防錆タイプのプライマーは錆び止め塗料としてだけでなく、既に発生しているサビを黒サビに変えて保護層を作る効果がある為ケレン作業で外壁を傷める必要がなく、ケレン作業の費用を抑えることもできます。
導電性プライマー
電気が伝わりやすい性質のことを導電性と呼びます。一方、電気が伝わりにくい性質は絶縁性になります。薬品や精密機械を扱う工場などでは、静電気が火災や機械の故障を引き起こす恐れがあります。あるいは、静電気に吸い寄せられてほこりが溜まりやすくなるため、安全対策のためにも、電気を溜めにくい環境を作らなくてはなりません。精密機器やフロア材に導電性プライマーを下塗りしておくことで導電性が高くなり静電気が溜まりにくい環境を作ることができます。
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