シンナーの頭痛の治し方！頭痛になりにくくするための方法も解説！

WORKS

塗料について

更新日:2025.1.09

この記事では、シンナーが原因で起こる頭痛の対処法を詳しく解説します。

万が一、頭痛が起きてしまった時の応急処置から医療機関を受診する目安まで、具体的な情報をお届けします。

そして、適切な保護具の選び方、そして健康被害のリスクを軽減する塗料の選び方なども紹介します。この記事を読めば、シンナーによる頭痛の不安を解消できるはずです。ぜひ最後までお読みください。

外壁塗装時のストレスについて不安がある方は、ぜひ聖建装工業へご相談ください。以下のLINEや電話から受け付けています！

おうちのお困りごとなら

聖建装にご相談ください！

塗装職人の店聖建装工業に
お任せください。

外壁塗装
屋根塗装
防水工事
リフォーム

土日祝も毎日営業中！

【受付時間】9:00-19:00

お電話でのお問い合わせ

072-976-6653

24時間年中無休

いつでもご相談ください！

LINE・メールでのお問い合わせ

塗料のシンナーのせいで頭痛になった時の治し方

外壁塗装で使われる塗料には、シンナーが含まれており、シンナーに含まれる有機溶剤（トルエン、キシレンなど）は、揮発性が高く、吸い込むと中枢神経に影響します。

こちらでは、外壁塗装中に頭痛になった時の治し方を紹介します。

風通しのよい場所に移動する

風通しのよい場所として、近くの公園や河川敷などがおすすめです。緑がある開けた場所であれば、リラックス効果もあり、頭痛が治りやすくなることも。

風通しの良い場所に移動することで、以下の効果が期待できます。

・空気の循環が良くなることで、有機溶剤を吸い込む量を減らせる
・新鮮な空気を吸うことで、脳に酸素が供給され、頭痛を緩和できる

風通しの良い場所に移動してから、楽な姿勢で安静にし、深呼吸を繰り返しましょう。

横になって安静にする

横になって安静にしておけば、頭痛が治ることもあります。首元やベルトなど、体を締め付ける衣服を緩め、楽な状態にしましょう。

軽度の頭痛に限られますが、横になれば以下の効果を期待できます。

・体を休めることで、心臓や呼吸器への負担を軽減できる
・横になることで血行が安定し、脳への血流も安定する
・安静にすることで心身ともにリラックスできる

また、横になる際に、冷たいタオルなどで額を冷やすと、血管が収縮し、痛みを和らぐこともあります。市販されている酸素缶を使用するのもよいでしょう。

医師の診断を受ける

単なる頭痛だけでなく、以下のような症状が現れる場合、速やかに医師の診断を受けるべきです。

医師の診断を受けるべき症状

・我慢できないほどの強い頭痛
・吐き気やおう吐
・立っていられないほどのめまいやふらつき
・呼吸しづらくなる
・意識がもうろうとする
・手足がしびれる
・視界がぼやける

こういった症状は、シンナー中毒の可能性があり、放置すると重篤な状態になってしまうことも。自己判断で様子を見るのではなく、専門家の診断を受けることが重要です。

塗料のシンナーのせいで起こる頭痛の対策

塗料には、塗料の粘度を調整したり、乾燥を早めるために、シンナーが使用されています。この有機溶剤が揮発する際に、特有の臭いを発し、吸い込むと頭痛、めまい、吐き気などの原因となることも。

こちらでは、頭痛の対策として有効な方法を4つ紹介します。

水性塗料を使用する

水性塗料は、溶剤として水を使用しているため、有機溶剤の含有量が大幅に少なく、臭いもかなり抑えられています。そのため、シンナーによる頭痛のリスクを大幅に軽減できます。

また、居住者だけでなく、近隣住民への影響も軽減できます。また、小さなお子様やペット、アレルギー体質の方がいるご家庭では、水性塗料の選択はかなり有効です。

ただし、水性塗料は気温や湿度によっては、油性塗料に比べて乾燥に時間がかかりますし、油性塗料に比べて価格がやや高いです。

工期が長くなることと塗料の単価の増加から、費用が想定より高くなるといったデメリットは押さえておきましょう。

防毒マスクを使用する

防毒マスクを使用する場合は、有機ガス用の吸収缶（フィルター）が付いたものを選べば、頭痛対策になります。防毒マスクはネットでは、2,000円程度で購入可能。

防毒マスクにはさまざまな種類があります。

シンナーに含まれるトルエン、キシレンなどの有機溶剤に対応した吸収缶を選びましょう。パッケージの説明をよく読んで選ぶことが重要です。

また、マスクと顔の間に隙間があると、有害物質を吸い込んでしまうため、顔にしっかりとフィットするものを選んでください。サイズ調整ができるものを選ぶと良いでしょう。

空気清浄機を使用する

空気清浄機を使用すれば、ある程度の頭痛対策の効果が期待できます。過敏な体質の方には空気清浄機だけでは、頭痛になってしまうこともあるため、他の対策も併用することも検討しましょう。

空気清浄機は、シンナーの臭い成分である揮発性有機化合物（VOC）の一部も、空気清浄機のフィルターで吸着可能です。

特に、活性炭フィルターを搭載した空気清浄機は、VOCの吸着効果が高いとされています。シンナー臭をある程度軽減し、不快感を和らげられますし、室内の空気環境を改善できます。

外壁塗装中は家から離れて生活する

特に、小さなお子様、ご高齢の方、妊婦の方、化学物質過敏症の方など、影響を受けやすい方がいるご家庭では、積極的に検討すべき対策です。

一般的には、最低でも塗装作業期間中、可能であれば乾燥期間も含めた期間、家から離れることをおすすめします。

家から離れることで、シンナーの臭いを完全に避けられるため、頭痛やその他の体調不良のリスクを大幅に軽減できます。

家から離れる期間は、使用する塗料の種類、天候、換気状況などによって異なります。具体的な期間については、塗装業者に相談し、使用する塗料の乾燥時間などを確認しておくとよいでしょう。

塗料のシンナーのせいで起こる症状

外壁塗装時に使われる塗料に含まれるシンナーで起こる症状は頭痛だけではありません。

こちらでは、塗料のシンナーのせいで起こる症状を3つ紹介します。

頭痛・めまい・吐き気など気分がすぐれない

塗料のシンナーが原因で起こる症状として、頭痛はもちろん、めまい・吐き気など、気分がすぐれない状態になることはよく知られています。

これらは、シンナーに含まれる有機溶剤の影響による可能性がある症状です。

シンナーは、塗料を薄めたり、乾燥を早めたりするために使用される溶剤で、トルエン、キシレン、酢酸エチルなどの有機溶剤が含まれています。

これらの有機溶剤は、揮発性が高く、空気中に蒸発しやすい性質を持っています。塗装作業中や乾燥中にこれらの蒸気を吸い込むと、起こってしまいます。

アレルギー反応が出る

シンナーに含まれる化学物質は、免疫系の過剰反応による典型的なアレルギー反応だけでなく、皮膚や粘膜への直接的な刺激など、様々な経路で体に影響を及ぼします。

アレルギーに似た症状を引き起こすため、「アレルギー様症状」や「過敏症」と呼ばれることが多いです。シンナーが原因で起こるアレルギーのような症状は、人によって様々ですが、主な症状は以下の通りです。

アレルギー反応の例

・皮膚のかゆみ・発疹
・目の痛み・かゆみ・充血
・鼻水・鼻づまり・くしゃみ
・喉の痛み・せき・ぜんそく

シックハウス症候群になる

シックハウス症候群とは、家の空気が汚染されることによって引き起こされる健康障害の総称です。

建材や家具、日用品などから発生する化学物質、カビやダニなどの生物学的要因、湿度、心理社会要因、個人の感受性など、要因はさまざまです。

塗料に含まれるシンナーは、トルエン、キシレンなどのVOCによって、シックハウス症候群のような症状を引き起こす可能性があります。

特に、換気が不十分な室内で塗装作業を行った場合や、塗装後も十分に換気を行わなかった場合、これらの化学物質が室内に滞留し、症状が出やすくなります。

ただし、症状はアレルギー反応と同じような症状なので、アレルギーなのかシックハウス症候群なのか、厳密に判別ができません。

外壁塗装中に頭痛が起こるシンナー以外の原因

外壁塗装中、シンナーの対策をしても頭痛が起こることがあります。こちらでは、シンナー以外に考えられる頭痛の原因を2つ紹介します。

原因①：作業中の音

作業中の騒音も頭痛を引き起こす要因のひとつとして考えられます。

特に、敏感な方や普段静かな環境で過ごしている方にとっては、大きなストレスとなり、頭痛になることも。外壁塗装中に頭痛が起こる原因は、シンナーだけではありません。

外壁塗装工事では、以下のような作業で騒音が発生します。

作業中の音

・高圧洗浄
・足場の組み立て・解体
・古い塗膜を剥がす研磨作業
・ハンマーを打つ音
・作業員の話声など

騒音の対策としては、耳栓やイヤーマフを着用することで、頭痛を予防できます。

工事を行う時間帯を確認し、できる限り騒音の影響を受けない時間帯に外出するなどの対策を取るのもおすすめです。

原因②：閉塞感

外壁塗装中に頭痛が起こる原因は、シンナーの臭いだけでなく、閉塞感も要因のひとつとして考えられます。

特に、普段開放的な空間で過ごしている方や、閉所恐怖症の傾向がある方は、工事中の環境によるストレスから頭痛につながる可能性があります。

外壁塗装工事中は、以下のような状況によって閉塞感を感じやすくなります。

閉塞感を感じる原因

・足場の設置：家全体が足場で覆われて視界が遮られ、圧迫感を感じる
・養生シートの設置：外の景色が見えなくなり、閉鎖的に感じる
・窓の開閉制限：換気が不十分になることで、室内の空気の質が悪化する

外壁塗装で不安なことは聖建装にご相談ください！

外壁塗装に使われる塗料に含まれるシンナーの有機溶剤は、吸い込むと頭痛を引き起こすことがあります。我慢できないほどの頭痛や吐き気、めまい、呼吸困難などの症状がある場合は、医師の診断を受けてください。

外壁塗装時に最も重要なことは、「業者とコミュニケーションをとりやすいかどうか」です。打ち合わせは入念に、不安なことは全て解消してから施工を行なってもらうようにしてください。

聖建装工業は、人柄で選ばれることも多い外壁塗装業者です。対応が丁寧というお声もいただいております。小さなストレスや悩みも、ぜひ一度ご相談ください！