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内装工事・リフォームについて
冬の強い味方、床暖房のリフォーム!種類や工事費用や補助金、注意点も解説!
更新日:2025.6.19

この記事では、床暖房の種類ごとの特徴やメリット・デメリット、一般的な工事費用、そして補助金制度について詳しく解説します。
エアコンのように風でホコリを舞い上げたり、空気が乾燥したりする心配もないため、小さなお子様やご高齢の方がいる家庭でも安心です。
この記事を読めば、いざ床暖房のリフォームを検討するとなると出てくる、さまざまな疑問が解消します。
さらに、リフォームを成功させるための注意点や、後悔しないためのポイントも紹介します。ぜひ最後までお読みいただき、理想の床暖房リフォームを実現するための参考にしてください。
聖建装工業では、床暖房のリフォームにも対応していますので、以下のLINEやメール、電話からお気軽にご相談ください!
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リフォームできる床暖房の種類

こちらでは、リフォームできる床暖房の種類について解説します。
電気式床暖房
電気式床暖房は、電熱線ヒーターを床下に設置し、その熱で床材を温める方式です。
電気式床暖房は、温水式に比べて薄型で設置場所を選ばず、既存の床材の上から施工できるケースも多いため、リフォーム工事が比較的容易で工期も短くできます。
また、ボイラーなどの熱源機が不要なため、メンテナンスの手間が少ない点もメリットです。
主に「PTCヒーター式」と「抵抗線ヒーター式」の2種類があり、それぞれの特徴を以下にまとめました。
方式 | 特徴 |
---|---|
PTCヒーター式 | ・設定温度になると自動的に発熱量を抑えてくれる ・無駄な電力消費を抑えられる ・部分的なリフォームにも適している |
抵抗線ヒーター式 | ・一定の抵抗値を持つ電熱線を発熱させる ・比較的安価で導入しやすい ・PTCヒーター式に比べて温度制御が大まか |
温水式床暖房
温水式床暖房は、給湯器やエコキュートなどの熱源機で温めたお湯を、床下に設置されたパイプに通して床全体を温める方式です。
床材を通してじんわりと熱が伝わるため、ムラなく広範囲を暖めることができ、部屋全体が均一に暖まります。
電気式に比べて立ち上がりはややゆっくりですが、一度暖まるとその暖かさが持続しやすく、電気式よりもランニングコストを抑えられる傾向があります。
ただし、温水式床暖房は、床下に温水パイプを設置するため、ある程度の床の厚みが必要になります。
そのため、既存の床材を撤去して新たに設置するケースが多く、電気式に比べて工事が大掛かりになりやすく、工期も長くなる傾向があります。
しかし、その分パワフルな暖房能力と省エネ性を兼ね備えているため、リビングやダイニングなど広範囲を暖めたい空間のリフォームに適しています。
床暖房リフォームの費用相場

床暖房リフォームの費用は、選択する床暖房の種類(電気式か温水式か)、施工方法(直張りか全面張り替えか)、そしてリフォームする部屋の広さによって大きく変動します。
一般的に、1畳あたりの費用相場は5万円~11万円程度とされています。
リフォーム方式 | 費用相場 |
---|---|
直張り(電気式床暖房) | ・1畳あたり約5万円~8万円 |
全面張り替え(電気式床暖房) | ・1畳あたり約8万円~11万円 |
温水式床暖房 | ・床暖房本体の設置費用:1畳あたり約8万円~11万円 ・熱源機の設置費用:25万円~100万円程度 |
部屋の広さ別の目安としては、以下のようになります。
あくまで目安であり、使用する床材のグレード、既存の床の状態、業者によっても費用は変動します。
また、断熱改修を同時に行う場合は、さらに費用が加算されます。正確な費用を知るためには、複数のリフォーム会社から見積もりを取るようにしてください。
広さ | 費用相場 |
---|---|
6畳の場合 | ・電気式:30万円~55万円程度 ・温水式:33万円~65万円程度(熱源機別途) |
10畳の場合 | ・電気式:50万円~80万円程度 ・温水式:45万円~100万円程度(熱源機別途) |
床暖房の後付け方法

こちらでは、床暖房の後付け方法について解説します。
床に直貼りする場合
床暖房を後付けする際の「直貼り」工法は、既存の床材を撤去せずにその上から床暖房パネルを設置し、さらにその上に新しい床材(フローリングなど)を貼る方法です。
この方法の最大のメリットは、工期が短く、費用も比較的安く抑えられる点です。施工の簡易さと費用を重視する方におすすめの後付け方法と言えるでしょう。
既存の床を剥がす手間や廃材処理の費用がかからないため、リフォーム費用を節約したい場合に適しています。また、1~2日程度で施工が完了するケースも多いです。
ただし、直貼り工法では、既存の床の上にさらに床暖房パネルと新しい床材を重ねるため、床全体の高さが1cm程度高くなります。そのため、段差を埋めるための追加工事や、スロープ材の設置が必要です。
床全体を張り替える場合
床暖房を後付けする際に「床全体を張り替える」工法は、既存の床材を全て撤去し、その下地に床暖房パネルを設置した後、新しい床材を張り直す方法です。
この工法の最大のメリットは、直貼り工法のように床の高さが変わることがないため、つまずきの心配がありません。
また、床材を剥がす際に下地の状態を確認・補修できるため、より長く快適な床環境を保てます。同時に、床下への断熱材追加なども検討しやすいため、床暖房の熱効率をさらに高めることも可能です。
デメリットとしては、工期が長く、費用も高くなる傾向がある点が挙げられます。
既存の床材の撤去、下地の調整、床暖房パネルの設置、そして新しい床材の張り付けと工程が多いため、3〜5日から長いと1週間程度の工事期間を要することも。
美観や機能性、将来的なメンテナンス性を重視し、費用や工期に余裕がある場合に適した後付け方法と言えるでしょう。
床暖房リフォームに必要な工事期間

床暖房リフォームにかかる工事期間は、選択する工法によって異なるため、以下の表にまとめました。
床暖房の設置方法 | 工事期間の目安 |
---|---|
床に直貼りする場合 | 1日~2日程度で完了することが多い |
床全体を張り替える場合 | 3日~5日前後が目安だが、1週間程度かかるケースも |
いずれの工法においても、リフォームする部屋の広さや、同時に行う他のリフォーム工事の有無によっても期間は変動します。
正確な工事期間については、必ず複数のリフォーム業者に見積もりを依頼し、現地調査の上で確認することが重要です。
床暖房リフォームの注意点

こちらでは、床暖房リフォームの注意点について解説します。
電気容量
床暖房は一度に多くの電力を消費します。そのため、家庭全体の電気容量(契約アンペア数)が不足していると、他の家電製品と同時に使用した際にブレーカーが落ちてしまう可能性があります。
具体的には、以下の点を確認しましょう。
- ・契約アンペア数の確認
- ・床暖房の消費電力
- ・他の家電との兼ね合い
もし電気容量が不足するようであれば、電力会社に連絡して契約アンペア数を変更する工事が必要です。
マンションの場合は、マンション全体の電気容量に上限が設けられていることもありますので、事前に管理者への確認が不可欠です。
設置場所・設置面積
設置場所については、家の中でどの部屋を重点的に暖めたいかを明確にしましょう。リビングやダイニングなど、家族が長時間過ごす場所に導入される方が多いです。
キッチンでの立ち仕事の足元を暖めたい、脱衣所やトイレでのヒートショック対策をしたいといったニーズに合わせて部分的に導入することも可能です。
ただし、家具や家電製品の下に設置すると熱がこもり、製品の変形や故障の原因となる可能性があるため、配置を考慮する必要があります。
一般的に、部屋の床面積の50%~70%程度に設置すれば、部屋全体を十分に暖める効果が得られると言われています。
床材の種類
一般的なフローリングは、熱による伸縮や反り、割れが発生しやすく、床暖房の熱に耐えられない可能性があります。「床暖房対応」の床材を選ぶようにしてください。
主な床暖房対応の床材としては、以下の種類があります。
床材の種類 | 特徴 |
---|---|
複合フローリング | ・床暖房対応フローリングの主流 ・合板などを基材とし、表面に天然木やシートを貼り合わせたもの ・デザインやカラーのバリエーションも豊富 |
無垢フローリング | ・天然木の一枚板を加工したもの ・床暖房に対応していない製品もある ・天然木の質感や経年変化を楽しみたい方におすすめ |
挽板(ひきいた)フローリング | ・表面に厚めの無垢材を貼り付けたもの ・無垢材の風合いと複合材の安定性を両立 |
タイルや石材 | ・熱伝導率が高く、一度温まると冷めにくい ・デザイン性も高く、高級感がある ・初期の立ち上がりに時間がかかる ・費用が高めになる |
上記で紹介した床材は、それぞれ熱への耐久性やメンテナンス性などが異なります。リフォーム会社と相談し、自身のライフスタイルや予算、理想の空間に合った床材を選びましょう。
熱源の設置スペースの有無
温水式床暖房は、お湯を温めるための給湯器やエコキュート、あるいはガス温水暖房機といった熱源機が必ず必要です。
熱源機は、ある程度の大きさがあるため、屋外の壁際やベランダ、あるいは室内の給湯室などに設置スペースを確保しなければなりません。
特に、ガス給湯器からエコキュートへ種類を変更するといった場合は、より広いスペースが必要になることがあります。
また、設置スペースだけでなく、配管経路や排気経路も考慮に入れる必要があります。スペースの確保が難しい場合は、電気式床暖房の検討も視野に入れる必要が出てくるでしょう。
住まいの断熱性
高性能な床暖房を導入しても、建物自体の断熱性が低いと、温めた熱が窓や壁、天井、床下から逃げてしまいます。
特に、築年数の経過した住宅や、断熱材が十分に入っていない住宅では、暖房効率が低下する可能性もあります。
結果として、設定温度を上げざるを得なくなり、ランニングコストが高くついてしまうことに。
床暖房リフォームを機に、同時に床下や窓、壁や天井の断熱改修を行うことで、この熱損失を防ぎ、床暖房の暖かさを効率的に室内に留められます。
断熱改修には初期費用がかかりますが、長期的に見れば暖房費の削減と、快適性の向上というメリットがあります。
床暖房のリフォームは補助金を使えることもある

床暖房のリフォームには、国や地方自治体による様々な補助金制度が利用できる場合があります。
補助金は、主に住宅の省エネ化やCO2排出削減を目的としており、特定の条件を満たすことで費用の一部を補助してもらえる制度です。
注目の補助金に、「住宅省エネ2025キャンペーン」というものがあります。
このキャンペーンは、「子育てグリーン住宅支援事業」「先進的窓リノベ2025事業」「給湯省エネ2025事業」「賃貸給湯省エネ2025事業」の4つからなる省エネを促進する事業です。
特に「給湯省エネ2025事業」では、エコキュート、エネファーム、ハイブリッド給湯器などの導入に対して補助金が交付されます。
床の断熱改修を行う場合は、「次世代省エネ建材の実証支援事業」などの対象となる可能性もありますが、この補助金は、現在公募されていません。
申請は一般的にリフォーム工事を行う業者が行うことになりますので、依頼するリフォーム会社が補助金制度に精通しているか、登録事業者であるかを確認することも大切です。
柏原市であれば、「住宅の熱損失防止改修(省エネ改修)に伴う固定資産税の減額」制度があります。もし気になる方は、ぜひ弊社へご相談ください。以下のLINEやメール、電話からお問い合わせください。
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冬の足元を暖めてくれて、快適な暮らしを実現する床暖房。適切な設置方法と設置箇所、電気式・温水式のどちらにするかも考慮する必要があります。補助金も使えるようなら使って賢く導入しましょう。
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