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屋根工事について
ケラバ板金とは?
更新日:2023.11.30
屋根の葺き替えや修理の見積りをしたときに、ケラバと記載されていることがあります。そのケラバとはなにか?どういった役割があるのか説明していきます。まずケラバとは、切妻屋根や片流れ屋根に見られる屋根の場所です。住宅の屋根では、外壁面よりはねだすように設計されています。切妻屋根や片流れ屋根の場合2方向もしくは1方向についており、勾配の先は雨樋がつけられています。雨樋がつかない残りの2辺もしくは3辺で外壁よりはねだすように収められている部分をケラバといいます。
ケラバの役割
ケラバの役割は雨水から外壁を守る・紫外線から外壁を守る・日当たりを調節する役割があります。
ケラバがあることで雨水が外壁や窓に当たる量が軽減されます。また、屋根から垂れ落ちる雨水も外壁に垂れることなく切り落とす水切りの役割も果たします。
雨水対策と同じように紫外線が外壁に当たる量も軽減されます。外壁は紫外線が当たることで劣化しやすくなります。
室内への太陽光の入りを軽減する役割もあります。とくに、夏場はケラバがないと太陽光が2階の窓から直接入り部屋内が非常に暑くなってしまいます。
ケラバがない家もある
住宅の設計上ケラバの出がなくても屋根を収めることが可能です。実際にケラバの出がない家も存在します。ケラバの出がない家のメリットとして、すっきりした屋根に見える。狭い土地に有効。といったことがあります。
ケラバの修理方法
ケラバは屋根の一部のためケラバだけが劣化するということはありません。ケラバをメンテナンスする場合は、全体的に塗装やカバー工法、葺き替えといった工事を行います。