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床下点検でやること!実施タイミングから方法、業者の選び方まで徹底解説!
更新日:2025.7.03

この記事では、自身でできる簡単な床下点検の方法から、業者が行う床下点検まで詳しく解説します。
床下は家を支える大切な基礎部分であり、湿気やシロアリなど、さまざまなトラブルが発生しやすい場所です。問題を見過ごしてしまうと、建物の劣化を早め、大規模な修繕が必要になるケースも少なくありません。
点検を実施する最適なタイミングや、専門業者に依頼する際の選び方も紹介。大切な住まいを長く快適に保つために、参考にしてください。
聖建装工業では、床下点検や問題が起こっている際の解決までトータル的に対応いたします。
この記事で紹介する異常を感じたら、まずはご相談ください!以下のLINEやメール、電話からお問い合わせいただけます!
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床下点検でやることは主に3つ

こちらでは、床下点検でやること、実施方法について3つ紹介します。
建物の基礎と構造の状態を確認
- ・基礎コンクリートにひび割れや破損がないか
- ・土台、柱、梁といった構造材に腐食がないか
- ・木材の変色や異臭、柔らかくなっている箇所がないか
- ・床の傾きがないか
基礎コンクリートにひび割れや破損がないかを確認します。幅の広いひび割れや、鉄筋が露出している場合は注意が必要です。
次に、土台、柱、梁といった構造材に腐食、カビ、シロアリによる食害がないかを徹底的にチェック。
湿気の多い場所や水回り周辺は特に念入りに確認が必要です。木材の変色や異臭、柔らかくなっている箇所がないかも注意して見ます。
また、基礎の沈下や構造材の歪みの可能性があるため、床の傾きがないかを確認することも大切です。
配管の状態を確認
- ・床下の湿り気、水たまりはないか
- ・配管自体のサビや腐食、破損、ひび割れがないか
- ・配管同士の接続部の緩みがないか
- ・排水管に適切な勾配が確保されているか
- ・しっかりと固定されているか
床下点検における配管の状態確認の際、床下の湿り気、水たまりなどは水漏れのサインです。木材の腐食やシロアリ発生の原因になります。
次に、配管自体のサビや腐食、破損、ひび割れがないかをチェック。特に古い金属管は劣化が進みやすく、将来的な漏水につながる可能性があります。
また、配管同士の接続部の緩みがないか、排水管に適切な勾配が確保されているか、しっかりと固定されているかも重要です。
害虫の発生の有無や対策の可否の確認
- ・蟻道(土のトンネル)はないか
- ・木材の食害はないか
- ・ムカデやゴキブリ、ダニなどの害虫の発生はないか
床下点検では、まずシロアリの有無を重点的に確認します。
蟻道(土のトンネル)や木材の食害状況、羽アリの発生はシロアリ被害の兆候です。その他、ムカデやゴキブリ、ダニなどの害虫の発生状況もチェック。
これらの虫の増加は、床下の高湿度や水漏れ、不衛生な環境になっていることを意味し、住人のアレルギー症状など健康被害の原因にもなり得ます。
害虫が見つかった場合は、その原因を特定し、適切な対策の可否を判断します。シロアリであれば駆除や予防の薬剤散布、他の害虫には湿気対策や侵入経路を塞ぐなどの対応が必要です。
床下点検をするべき危険信号

こちらでは、床下点検をするべき危険信号を6つ紹介します。
カビ臭い、じめっとした匂いがする
床下からカビ臭い・じめっとした匂いは、床下で高湿度状態が続いていることと、カビが大量繁殖している可能性が高いです。
カビは、湿度60%以上、温度20~30℃で活発に繁殖し、ホコリや木材などを栄養源とします。
床下は外気の影響を受けにくく、土壌からの湿気がこもりやすいため、カビにとって最適な環境になりがちです。
カビは、床の隙間や換気システムを通じて室内に侵入し、アレルギーや喘息などの健康被害を引き起こす可能性があります。
床がギシギシと音を立てる、沈む感覚がある
床を歩いた時に「ギシギシ」と音が鳴ったり、「沈むような感覚」があったりするのは、根太、大引き、床束などの床下の構造材の劣化が考えられます。
湿気による腐朽や、シロアリによる食害で木材が脆くなり、荷重に耐えきれずに音が鳴ったり、床がたわんだりします。
特にシロアリ被害は進行が早く、放置すると大規模な修繕が必要になるだけはありません。最悪の場合、建物の強度に影響を及ぼし、倒壊のリスクもあります。
得体の知れない虫が増えた
床下で「得体の知れない虫が増えた」と感じたら、床下点検が必要なサインです。床下は普段目につかないため、虫が大量発生してから初めて異変に気づくケースも少なくありません。
特に注意すべきは、シロアリの存在です。シロアリは木材を食害し、建物の基礎や構造に深刻なダメージを与えます。
羽アリが大量に発生したり、木材から粉のようなものが落ちていたりする場合は、シロアリ被害が進行している可能性が高いです。
基礎にひび割れがある
建物の基礎にひび割れが見られる場合、ひび割れの幅が重要です。
一般的に、幅0.3mmを超えるひび割れは「構造クラック」と呼ばれ、建物の構造体に影響する可能性があり、補修が推奨されます。0.5mmを超えると、その危険性はさらに高まります。
また、ひび割れの方向や発生箇所も重要です。
横方向のひび割れや、一箇所に集中して複数発生している場合は、地盤沈下や施工不良、あるいは基礎内部の鉄筋の腐食が原因である可能性があります。
壁や柱に不自然なシミ、変色がある
- ・水によるシミや変色
- ・カビによるシミや変色
- ・シロアリの食害によるシミや変色
給排水管の破損や結露などにより床下に水が溜まると、湿気が壁や柱を伝って上昇し、シミや変色となって現れることがあります。
この場合、シミは水が染み込んだような形をしていたり、壁紙が剥がれてきたりすることもあります。
次に、高湿度によるカビの発生です。床下が高湿度状態になると、木材だけでなく、壁の内部にもカビが繁殖しやすくなります。
カビの色は黒、緑、茶色などさまざまで、表面的な汚れとは異なる不自然な広がり方をすることが特徴です。
さらに、シロアリが木材の内部を食害すると、壁や柱が変形し、その結果、表面にシミや変色が生じることがあります。
アレルギー症状が出た・悪化した
急にくしゃみ、鼻水、咳、皮膚の湿疹などのアレルギー症状が出始めたり、アレルギーが悪化したりした場合、床下に問題がある可能性があります。
特に、床下のカビの大量発生は、アレルギー症状の主要な原因のひとつです。カビの胞子などは、床の隙間などを通じて室内に侵入し、吸い込むことでアレルギー反応を引き起こします。
また、ダニの死骸やフンも強力なアレルゲンとなり、同様にアレルギー症状の原因となります。
床下トラブルの原因

床下トラブルの主な原因は、多岐にわたりますが、大きく分けると「水と湿気」「構造の問題」「生物による被害」の3つに集約されます。詳細は以下の表にまとめました。
原因 | 詳細 |
---|---|
水と湿気 | ・配管からの水漏れ ・雨水の侵入 ・結露 ・土壌からの湿気 |
構造に関する問題 | ・換気不足 ・基礎の劣化・損傷 ・断熱材の不具合 |
生物による被害 | ・シロアリ ・木材腐朽菌 ・ムカデ、ゴキブリ、ネズミなど |
これらの原因が単独で発生することもあれば、複数組み合わさってより深刻なトラブルに発展することもあります。
床下点検をするなら点検口の設置をしておこう

床下点検をするために、点検口の設置をすると、床下点検をしやすくなります。こちらでは、点検口のメリットや特徴を解説します。
床下収納としても使える
床下点検口を設置するなら、床下収納としても活用できるという大きなメリットがあります。
万が一の床下トラブル発生時にはスムーズな点検を可能にしつつ、普段は収納として活躍してくれます。点検口の設置を検討する際には、ぜひ床下収納としての活用も視野に入れることをおすすめします。
また、収納庫一体型の点検口なら、気密性や断熱性も確保され、床下環境への悪影響も抑えられるため、おすすめ。
点検口は単なる開口部としてではなく、日常的に利用できる収納スペースとして、利便性が格段に向上します。
450角から600角程度が一般的
床下点検口のサイズは450mm角(45cm×45cm)から600mm角(60cm×60cm)程度が主流です。
450角は、比較的コンパクトで設置場所の制約が少ないため、限られたスペースにも設けやすいです。配管や配線の確認など、主に目視での点検に適しています。
一方、600角は、より広い開口部を確保できるため、大人が床下に潜って点検や作業を行う際に最適です。配管の修理や大規模なシロアリ対策など、実際に床下に入り込む必要がある場合にその真価を発揮します。
点検口のおすすめの設置場所
床下点検口を設置する際、その場所選びは非常に重要です。点検のしやすさ、日常の使い勝手、そして美観を考慮して最適な場所を選びましょう。
以下におすすめの設置場所をまとめました。
設置場所 | 具体例 |
---|---|
水回りの近く | ・キッチン、洗面所、脱衣所、浴室の近く ・パントリー(食品庫) |
アクセスしやすく、かつ目立ちにくい場所 | ・和室の畳下 ・クローゼット、納戸、階段下収納など |
考慮すべき点は、一箇所からなるべく広範囲の床下を確認できるよう、家の中心に近い場所や、重要な構造部材の近くを選ぶこと。
大がかりな作業が必要になった際に、作業員が入りやすく、道具を運び込みやすい場所にすることも大切です。
床下点検を頼む業者の選び方

床下点検を依頼する業者選びは、ご自宅の重要な部分に関わるため、慎重に行う必要があります。悪徳業者に引っかからないためにも、こちらで紹介するポイントを参考にしてください。
会社の信頼性と実績
地域に根差した業者は信頼性が高い傾向にあります。地域に密着した業者は、緊急時にも駆けつけやすく、きめ細やかなサービスを提供してくれることが多いです。
業者を選ぶ際には、施工実績が多いか、ウェブサイトなどで確認しましょう。また、Googleマップや口コミサイトなども参考になりますが、全てを鵜呑みにせず、あくまで参考程度に留めることが大切です。
シロアリ対策を含む場合は、「しろあり防除施工士」がいると安心です。建設業許可や建築士事務所登録など、必要な許認可を得ているかも確認しましょう。
料金体系の明確さ
点検費用、診断費用、その後の工事費用など、何にいくらかかるのかが明確に記載された見積もりを提示してくれる業者を選びましょう。
不明瞭な項目や、一式料金での提示は避けるべきです。基本料金に含まれる内容と、追加料金が発生するケースについて事前にしっかり説明してくれるか確認するようにしてください。
また、単に「点検します」だけでなく、基礎、構造材、配管、シロアリの有無、湿気状況などを網羅的に見てくれるか確認が必要です。
相場感を把握する上でも、複数の業者から見積もりを取り、料金やサービス内容を比較検討することをおすすめします。
契約に関する注意点
「今契約すれば割引」など、即決を迫る業者は疑ってかかるべきです。じっくり検討する時間を与えてくれるかという観点も忘れずに。
また、問い合わせ時の電話対応や、現地での説明が丁寧か、点検後の保証期間や、メンテナンスなどのアフターフォローが充実しているか確認しましょう。
訪問販売などで契約した場合、クーリングオフ制度の適用対象となるか確認し、その説明があるかを確認してください。訪問販売でクーリングオフの説明がない業者は要注意です。
床下点検・床下収納の費用相場

項目 | 費用相場 |
---|---|
点検費用 | 5,000〜10,000円 |
床下収納の工事費用 | ・部材費用:25,000〜100,000円 ・工事費用:50,000〜80,000円 |
床下点検の費用は、一般的に5,000円〜10,000円が相場です。
もし、点検口を新たに設置する場合には、床下収納の部材や、追加工事費用が必要になってきます。
また、床下収納をキッチンや洗面所に設置する場合の費用相場は7万~15万円で、和室に設置する場合だと10万~15万円です。
部材費用の幅があるのは、以下のような床下収納のタイプによって変わるためです。
- ・スライド型
- ・扉収納型
- ・扉取り外し型
- ・引き出し型
- ・跳ね上げ型
DIYで行うなら、部材費は1万円程度から入手できます。
床下点検なら聖建装工業へ!
「最近、床がギシギシ鳴る」「なんだかカビ臭い気がする」「得体の知れない虫を見かけた」といった場合は、床下からの危険信号かもしれません。
床下は、普段目にすることがないため、トラブルが発生していても気づきにくいものです。
しかし、湿気、シロアリ、構造材の腐食、水漏れなどは、放っておくと、大規模な修繕が必要になるケースも少なくありません。
聖建装工業には、豊富な経験と専門知識を持つ職人がいます。確かな技術で、普段は見えない床下の異変を見逃しません。
点検やリフォームも承っておりますので、少しでも不安を感じたら、ぜひお気軽にご相談ください!床下の安心と快適な暮らしのために、聖建装工業がお手伝いいたします。
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