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どうなってる!?黒の外壁の10年後
更新日:2024.8.23
外壁塗装でよく選ばれる人気色の「黒」。
現代風でスタイリッシュなイメージがある黒い外壁ですが、注意しておくこともあります。
今回は黒い外壁についてのメリット・デメリットなどを紹介していきます。
黒い外壁のデメリット
黒い外壁にした方がどこに失敗や後悔を感じているのか、よく聞く事例をご紹介します。これを、一般的な「黒い外壁の短所」と考えていただくとよいでしょう。
・汚れやキズが目立って、気になる
「後悔」の中でよくあるのが、汚れに対する不満です。とくに砂埃のような白っぽい汚れが目立ちやすく、凹凸のある表面の外壁材ほど気になります。
たとえば、以下の地域は砂埃が舞いやすいので注意が必要です。表面のテクスチャが滑らかな外壁材か、あるいはセルフクリーニング機能のある外壁材にされるとよいでしょう。
・交通量が多い道路沿い
・海岸の近く
・黄砂が到達する地域
雨による土の跳ね返りや鳥のフンも目立ちます。反対に、窓の隅等にできる黒い雨垂れ跡は目立ちにくくなります。白い外壁と、真逆ですね。
また、サイディングや金属系の黒い外壁は、キズがつくと基材の色が見えて目立ってしまいます。まわりの色を引き立てる黒色の長所が、裏目に出てしまった形です。
キズは、程度にもよりますが、部分補修できます。もしも気になるキズができてしまったら、施工会社に相談してみましょう。
・熱を吸収しやすい
黒いものはほとんどの光を吸収して熱エネルギーに変えてしまいます。よって、黒いものは他の色のものに比べて、表面温度が高くなりやすいのです。
ですから、黒い外壁は熱を持ちやすく、夏場は触ってヤケドしないように注意が必要です。とくに、ガルバリウム鋼板等の金属系外壁は熱伝導率が高く、すぐに熱くなるのでお気をつけください。
なお、外壁が熱いからと言って室内も暑くなるとは限りません。これは外壁の中の断熱材の働きによるもので、外壁を黒にするなら高性能の断熱材(熱伝導率が低い)が必須と言えます。
黒い外壁のメリット
・洗練された雰囲気の外壁になる
・他の色と合わせやすい
・退色(色あせ)しにくい
黒い外壁の10年後とは?
デメリットで白っぽい汚れが目立つといったように、年数が経つとでてくるチョーキング(白い粉)が目立ってしまいます。
チョーキングとは雨や紫外線によって塗料の中の合成樹脂が分解され、顔料が粉状になって塗装表面に現れたものです。
このチョーキング現象は塗り替え時期の目安の一つとなります。
外壁を黒色にしようかと悩まれてる方は是非この記事を参考にしてみて下さい。