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外壁の雨だれが発生する原因や対策
更新日:2024.6.22
1、雨水の流れ方
●原因
雨が降ると屋根や外壁を伝って水が流れます。この時外壁のサイディングの形状や、勾配などによって水が特定の部分に集まりやすくなります。例えば窓枠や装飾部分の下などが該当します。
●影響
水が集まった部分では乾燥するときに水分が蒸発し、その後に残る微細な汚れや鉱物が蓄積します。これが繰り返されると雨だれのような痕跡が残ります。
2、外壁の素材
●原因
外壁の素材は雨だれの発生に大きく影響します。例えばセメント系外壁やモルタルは吸水性が高く、水分を含みやすいです。一方、タイルやガラスのような非吸水性の素材は水をはじきますが、その表面で水が溜まることで汚れが目立ちやすくなることもあります。
●影響
吸水性の高い素材は、水分を多く含んだ部分が乾燥するとシミのようになりやすいです。
また、非吸水性の素材でも表面に汚れが付着しやすい場所では雨だれが目立ちます。
3、外壁の汚れ
●原因
外壁がほこりや泥、排気ガスのすすなどで汚れていると、その部分に水が溜まりやすくなります。特に都会の住宅や交通量の多い場所では、空気中の汚れが外壁に付着しやすいです。
●影響
汚れた部分に水がかかると、その汚れが水と一緒に流れ落ちますが、一部は外壁に残ります。これが繰り返されることで、雨だれが目立つようになります。
4、雨樋の問題
●原因
雨樋が詰まっていたり、適切に設置されていないと雨水が外壁に流れ込むことがあります。落ち葉やゴミが詰まると、雨樋の排水力が低下し、溢れた水が外壁に直接流れ込みます。
●影響
雨樋の不具合があると、特定の場所に水が集中しやすくなり、そこに雨だれが発生します。また、雨樋の接合部やつなぎ目からの漏れも原因となります。
5、施工の問題
●原因
外壁施工が不十分であった場合、例えばシーリング材の劣化や隙間があると、そこから雨水が侵入しやすくなります。
また、外壁材の継ぎ目や接合部が正しく処理されていない場合も同様です。
●影響
雨水が外壁の内部に浸透し、そこから漏れ出すことで雨だれが発生します。特に古い建物や施工品質が低い場合に見れれる問題です。
外壁の雨だれ対策法
外壁の雨だれ対策は建物の美観を保ち、外壁の劣化を防ぐために重要です。
雨樋の設置とメンテナンス
防水塗装の適用
雨だれ防止のアタッチメント
外壁材の選定
対策部材の使用
整地と排水設備
定期的な点検とメンテナンス
雨だれを落とす方法
水洗い
洗剤を使う
専用クリーナーを使う
高圧洗浄機を使う
重曹を使う
外壁の雨だれが発生しやすい場所
屋根の軒先
雨樋周辺
窓の下
ベランダやバルコニーの下
エアコンの室外機周辺
外壁の接合部や継ぎ目