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外壁塗装で色見本をチェックする時に注意するべきポイント!
更新日:2024.5.30
外壁塗装をすることを決意し、業者も、どの塗料を使用するのかも決まった!となればあとは色を決めるだけ。
とはいっても、何を基準にして、どういう風に色を決めたらいいのかが分からない、という方も多いのではないでしょうか?
塗料の色を確認できる色見本という便利なグッズを使えばイメージを膨らませることができます。
しかし、色見本も正しい使い方をしなければ、塗った後にイメージと違った!という失敗になりかねません。
今回は、外壁塗装の色決めの際に使用する色見本の紹介と、使用する時の注意点についてご紹介させていただきます。
外壁塗装の色見本の役割
洋服や日用品を購入する時、実際に店頭に行き、実物の色を見て確認してから購入されることが多いと思います。ただ、外壁塗装では、実物を見て。・・とはなかなかいきません。
何度も塗り替えて、この色にしようかあの色にしようか、なんてことをしようとすると、いくらお金があっても足りません。そこで、外壁塗装をする際によく活用されるのが、色見本です。
色見本には様々な種類がありますが、その目的は同じで、「色選びをしやすくすること」「お家の塗り替え後のイメージをしやすくすること」です。
外壁塗装の色見本の種類
色見本とはその名の通り、使用する色のサンプルのことを表します。紙のものや、実際の壁材に塗料を塗ったもの、最近ではネットやパソコン上で色のシミュレーションができるものなど、さまざまな色見本があります。ここでは代表的な色見本をご紹介します。
・色見本帳
多くの方が外壁塗装の色決めの際に利用されるのが色見本帳です。厚紙などに実際に使用する塗料の色が塗られており、一度に多くの色を見ることができるため大変便利なものです。
1番目にする機会が多いのが塗料メーカーが作成している色見本帳だと思います。
【特徴】 外壁や屋根などに使用されることの多い、その時代の主流の色を掲載していますので、メーカー発行のものを参考に色選びを進めることをお勧めいたします。
【こんな時・こんな人におすすめ】
- 塗料の機能や価格にこだわりがあり、使用する塗料が決まっている人
- 大まかな好みの色を調べたい時
【入手方法】
- 担当営業の方へ依頼
- 各種塗料メーカーへ直接問い合わせ
【注意点】
- 使用する塗料によっては色が限られているものもあります。色見本帳に乗っていない色の場合、近似色(似ている色)での対応、もしくは同系色の別の色になる可能性があります。
- パンフレットと一体になっている色見本の場合、実際の塗料とは違う印刷用のインクで色を出している場合があり、実際の塗料の色と差異が生じる場合があります。印刷用インクで色を出している場合には、下部に※印にて注意書きがされている場合が多いですので、確認することをお勧めいたします。
・塗り板
次に、実際の塗料を塗った塗り板というものがあります。これは、お家の仕上がりに一番近いイメージをつかめる色見本となります。メーカーで作成する場合や、塗装店リフォーム店で作成する場合もあります。
【特徴】 実際に外壁に使用する塗料を使用しており、多くの場合がA4サイズで作成され大きなサイズで色を確認することができます。色見本帳だけよりも外壁塗装後の完成イメージがしやすくなります。
【こんな時・こんな人におすすめ】
・色が大まかに決まり、最終確認をしたい時
【入手方法】
・担当営業の方を通じてメーカーへ依頼
【注意点】
・塗り板の作成には費用が発生することがありますので、ある程度色を絞ったのちに塗り板での検討をされることをお勧めいたします。
・色見本を見る時の注意点
色には「面積効果」というものがあります。「面積効果」とは目の錯覚により生じるもので、同じ色であっても面積が変わることで色の明るさや鮮やかさ、色合いの感じ方が変わるというものです。
面積の大小により色の見え方が変わる事を面積効果といいます。
お家の外壁ともなると、かなりの面積を塗ることとなります。小さな色見本だけで色を決めてしまうと、いざ塗り終わった後に「あれ、こんな色だったかな」「こんなに派手な色だったかな」と仕上がりに満足できずトラブルの原因ともなります。
色を決める際には担当者の方と相談し、できる限り大きいサイズの色見本をもらうようにいたしましょう。
・色見本帳のサンプル色を見る場所に注意
多くの場合、色見本帳は室内で見るかと思います。
なかなか外に持ち出すことはないでしょう。ただし、ここでも気をつけていただきたい点があります。
室内で見るのと外で見るのとで同じ色であっても見え方が変わってきます!それは、蛍光灯や白熱灯など光を発生させる光源によって色の見え方が変わってくるためです。これを光源色と呼びます。
その為、室内で蛍光灯の下で見る色と、屋外で太陽光の下で見る色とでは見え方が変わってきます。当たり前の話ですが実際に塗料を塗るのは外ですので、外壁色のサンプルを見る際も室内で見て終わりではなく、屋外で晴れた日に見る様にしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。外壁塗装の色見本帳には様々な種類があり、その用途や使用方法も少し変わってきます。多くのものは営業担当の方へ依頼することで集めることができます。お家は一度塗り替えると、気に入らなかったからといって簡単に塗り替えることができるものではありません。
遠慮することなく、色選びに必要な色見本帳を営業担当の方へ依頼することをおすすめいたします。