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外壁材の種類別耐用年数

更新日:2024.10.04

外壁塗料をメンテナンスする際、外壁材の状態も把握しなければなりません。劣化が進んでいる外壁材に新しく塗料を塗るようなことになれば、メンテナンスの意味をなさないからです。また、外壁材の種類によっても耐用年数に違いが出てきます。外壁材の種類や特徴を把握したうえで最適な外壁材を選ぶとともに、メンテナンスする時期を決定する参考にしてください。

外壁材の種類耐用年数特徴
モルタル壁30年程度■セメント・砂・水を合わせたモルタル材使用
■耐久性は高い
■経年劣化でひび割れ・色褪せあり
窯業系サイディングボード30年程度■セメント質と繊維質が原料
■特にメンテナンスや塗装が必要
■新築住宅で最も使われている
金属系サイディングボード40年程度■柄付けされた金属板と断熱効果のある発泡樹脂の裏打ち材で構成
■メンテナンス周期は比較的長め

外壁塗装はまだ早い?耐用年数を見極める方法

耐用年数を見極めるタイミングは、外壁の劣化状況で判断できます。目で確認できますので、こまめに観察してメンテナンス時期を計る参考にしましょう。ここでは、具体的な症状と対応について解説していきます。

  1. チョーキング
    外壁に触れたときに白い粉が付いたら、チョーキングが進行していると判断してください。塗装の塗膜が薄くなっている証拠です。塗装の効果が失われつつあるため、塗り替えが必要となります。
  2. 塗装面のハガレ・膨らみ・ひび割れ
    外壁材の塗装が剥がれると、その部分が膨らんだりひび割れを起こします。そのまま放置すると、外壁材の劣化の速度が上がるだけでなく雨漏りの原因となるため、メンテナンスが必要です。
  3. カビ・コケ
    塗装の表面にカビやコケが繁殖していないかもチェックしてください。塗装の防水性や耐久性を低下させ、劣化を早めてしまう原因となる可能性が高くなります。また、アレルギーやシックハウス症候群を引き起こす原因にもなりかねません。
  4. 金属部分のサビ
    雨などが原因で、建物の金属部分にサビが発生していないか確認しましょう。サビは放置すると広範囲に広がり、外壁に穴を開けてしまう恐れもあります。広がる前のなるべく早めの対処がおすすめです。

外壁塗装を長持ちさせるには?

ほかにも外壁塗装を長持ちさせるポイントがあります。メンテナンスを成功させるためにも、ぜひ参考にしてください。

耐用年数の長い塗料を選ぶ

まずは耐用年数の長い塗料を選びましょう。塗料の単価は高くなるかもしれませんが、耐用年数が長くなればメンテナンスの回数を減らせます。結果、人件費や足場代を削減でき、コストダウンにつながるでしょう。他にも防水性の有る塗料を選ぶと、建物のひび割れやそれに伴う雨漏りを防ぎ、耐用年数も長くできます。

相見積もりをとって比較する

どんなに性能の良い外壁塗料を使用しても、業者の質が良くないと塗料の性能を充分に活かしきれません。技術力はもちろんのこと、高いモラルを持って工事を請け負ってくれる業者を見つけることが重要です。そのためにも、複数の業者から見積もりをとり、工事内容や費用の相場を把握しましょう。工事費が安いに越したことはありませんが、誠実な対応の業者を選ぶ方が肝心と言えます。

定期的に外壁を掃除する

外壁の汚れをこまめに取り除き、外壁塗装の耐用年数を伸ばす心掛けをしましょう。汚れを放置すると外壁塗料を劣化させる原因になります。例えば、カビやコケなどは初期段階ですと、水を含ませたスポンジで擦るだけで取り除くことが可能です。こまめに外壁を掃除することで、外壁の負担を減らし外壁塗料を長持ちさせてください。