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安すぎる見積もりには裏がある

更新日:2024.4.04

外壁塗装の見積もりは一般的な2階建て(30坪)で大体90万~140万となります。

付帯部の数などで値段が変わってきますので上記の値段はあくまで目安です。

塗料を薄めて材料費をカット

外壁塗装工事でかかる塗料代を減らす為に、必要以上に塗料を薄めて塗装されてしまうケースがあります。ただし、薄めて塗装されても仕上がりで気づくことはできません。

そのため、最悪の場合は本来であれば必須の下塗りを省略されてしまう恐れもあります。

安すぎる見積もりで省契約されてしまうと、塗装の仕上がりに悪影響が及ぶ危険性があるので注意しましょう。

乾燥時間を守らず人件費をカット

安すぎる見積もりでは、人件費もカットされてしまいます。

通常、外壁塗装をする際は、下塗り、中塗り、上塗りの3工程で行います。

その中には、塗料ごとに定められている乾燥時間も入っています。

人件費をカットしたい業者は2日~3日かかる作業を1日で終わらせたりします。

決められた乾燥時間を置かないと、剥がれやすくなったり、ムラがでたりします。

単管足場で足場代カット

安すぎる見積もりを出す業者にありがちなのが、単管足場を使って足場費用を削減する手法です。

足場は主に、単管足場クサビ式足場があります。屋根、外壁など2m以上の作業がある工事であればクサビ式の足場を立てなければいけません。

なぜなら、単管足場はパイプをつないだだけの簡易的な足場でとても危険だからです。足元が危険なので丁寧な作業ができません。

さらに2m以上の高所作業が必要な場合は単管足場を使ってはいけないと労働安全基準法で定めれれています。

そのため、もし通報されてしまったら工事がストップしてしまいます。

後から追加請求をされる

外壁塗装工事には、外壁塗装作業以外にも足場架設や、高圧洗浄、養生などの作業もふくまれます。

しかし安すぎる見積もりではそういった塗装工事以外の必要作業を見積書に載せていない場合もあります。

そのため、後から足場代を請求されたりといったケースも考えられます。

低品質の塗料を使う

外壁塗装で使われる塗料には、アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素、無機のグレードがあります。

ただし、シリコンの中にもウレタンに近い耐久性もあれば、フッ素に近い耐久性のものもあります。

そのため、シリコン塗料で契約した場合、塗料代を削る為耐久性が低いシリコン塗料を塗られてしまう可能性もあるので注意しましょう。