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窓のコーキングが寿命?雨漏り防止のために知っておくべきことを徹底解説!
更新日:2025.2.10

この記事では、窓枠やサッシ周りのコーキングの役割や目的、劣化のサイン、さらに適切な打ち替えタイミングや方法について解説します。
「窓の結露や雨漏りが気になる」「サッシ周りの隙間風が気になる」といったお悩みを抱えていませんか?これらの原因には、コーキングが劣化している可能性が考えられます。
コーキングの劣化は、コーキングの打ち増しや交換で対処できます。窓周りのトラブル解決やDIY方法について知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
聖建装工業は、地元密着の総合リフォーム業者です。窓周りのほか、ご自宅でお困りの方はぜひ、以下の電話やLINEからご相談ください!
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窓枠・サッシ周りのコーキングとは

コーキングとは、建材の隙間や接合部をコーキング材で埋める工程のことです。外壁のひび割れ補修などでも行います。「シーリング」という言葉もありますが、コーキングと呼び名が違うだけで同じものを指します。
コーキング材は以下のように、大きく分けて4種類あり、用途や環境で使い分けが必要です。
種類 | 特徴 | 用途・環境 |
---|---|---|
変成シリコン系 | ・耐候性、塗装性に優れる ・さまざまな素材に対して接着性が良い | ・外壁の目地 ・窓枠、サッシ周り ・モルタルやコンクリートのひび割れ補修 ・タイル目地 |
ウレタン系 | ・耐久性、密着性に優れる ・耐候性が低く、紫外線に弱い ・塗装で保護が必要 | ・ALCや窯業系サイディングの目地 ・窓枠周りの目地 ・コンクリートのひび割れ補修 |
シリコン系 | ・耐候性、耐水性、耐熱性に優れる ・塗料を弾くため塗装が難しい | ・室内の窓枠 ・キッチンや浴室などの水回り ・ガラス周りの目地 |
アクリル系 | ・作業性に優れる ・価格が安い ・耐候性、耐久性が低い | ・ALCの目地、塗装、クロスの下地処理 |
※ALC(軽量気泡コンクリート):中高層ビルやマンションの外壁、内壁、屋根などに使われる
※窯業系サイディング:セメントや繊維質を主成分とした板材、一般住宅や商業施設、リフォーム用外壁材としても使われる
窓枠・サッシ周りのコーキングの役割や目的

窓枠やサッシ周りのコーキングには、以下の3つの役割と目的があります。
役割 | 目的 |
---|---|
防水性の確保 | ・雨水の侵入を防ぐ ・建物の劣化やカビの発生を予防 |
気密性の向上 | ・隙間風や結露を防ぐ |
振動の吸収 | ・弾力性を活かし、地震や強風による振動を吸収 ・ガラスや建物へのダメージを軽減 |
コーキングが劣化すると雨漏りやカビの他、ガラスや建物にダメージを与えてしまうことも。コーキングは10年程度で劣化するため、定期的なメンテナンスをおすすめします。
また、コーキングは建物全体の耐久性を向上させるため、使用する場所に合わせた材料を使用し、正確な施工が必要です。
窓枠・サッシ周りのコーキングの打ち替えタイミング

窓枠やサッシのコーキングは10年程度で劣化し、弾力性や接着力が低下します。結露や隙間風を感じる場合は劣化のサインです。
以下に、具体的なコーキングの打ち替えタイミングを紹介します。
ひび割れ
コーキングの劣化により弾力性が低下すると、ひび割れが起きます。ひび割れが見られる場合は、早急な打ち替えが必要です。
ひび割れは防水性を低下させ、雨水が浸入する恐れがあります。また、気密性も下がり、室内の温度を保てず冷暖房の使用量が増える原因にも。
早急に打ち替え出来ない場合は、防水テープで隙間を埋めると効果的です。ただし、一時的な処置のため、そのまま放置することは避けてください。
肉やせ・剥離
コーキングが収縮して肉やせや剥離が起こると、隙間から雨が侵入し、壁内部のカビや腐食につながるため、打ち替えが必要です。
肉やせや剥離は、紫外線や温度変化による劣化が原因のため、耐候性の高いコーキング材を使用してください。
コーキングが一部痩せている場合は「打ち増し」といって、新しいコーキング材を補充する方法があります。
使用するコーキング材は少なく済みますが、劣化具合の正確な見極めが必要なため、判断が難しいときは専門業者に依頼してください。
軟化
コーキングが柔らかくなり、指で触ると跡が残る劣化状態を指します。防水効果や弾力性が失われているため、打ち替えが必要です。
コーキングが軟化すると再度固まることはないため、打ち替えのときは全て除去する必要があります。
軟化したコーキングが残っていると、新しいコーキング材の接着が弱くなり、劣化を早めてしまうため徹底的に除去してください。
DIYでも打ち替えできますが、正確な施工が必要なため、専門業者への依頼をおすすめします。
カビ
コーキングが劣化すると、雨水や湿気が室内に入り込み、カビの原因になります。特に劣化したコーキングは水分を吸収しやすく、カビが内部まで侵食します。
したがって、表面のカビを除去しても根本的な解決にならないため、打ち替えが必要なことが多いです。
特に浴室やキッチン周りの窓を清掃しても、短期間でカビが発生するときは打ち替えましょう。
窓枠・サッシ周りのコーキングが劣化すると起こる問題

コーキングの劣化による最も一般的な問題は、窓周りからの雨漏りです。
特に重度の雨漏りは、下の部屋にも影響します。窓枠の隙間に雨水が入り込むと、内部を伝って下の部屋の雨漏りを引き起こします。雨漏りが広範囲に及ぶと、大規模な修繕をすることになり、多額の出費が必要です。
また、外壁の下地が腐食すると、建物全体の耐久性が低下します。柱や骨組みの腐食は建物の倒壊に繋がる恐れもあるため、コーキングの劣化を放置しないでください。
また、窓にカビが発生するとカーテンに移ります。カーテンのカビは胞子を部屋中に拡散するため、アレルギー症状を引き起こす原因にも。
これらの問題を防ぐためには、定期的な点検とメンテナンスが欠かせません。
聖建装工業では、窓枠やサッシ周りのメンテナンスもお手伝いしております!コーキングの劣化が心配な方は、以下の電話かLINEから、お気軽にご相談ください!
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【室内・屋外】窓枠・サッシ周りをコーキングする手順

窓枠やサッシ周りのコーキング作業の手順は、基本的に室内と屋外で共通です。
こちらでは、窓枠・サッシ周りのコーキング手順を解説します。
事前に準備しておくもの
室内作業では必ず換気し、高所の作業では安定した足場を用意してください。
コーキング作業には、以下のものが必要です。
道具 | 用途 |
---|---|
コーキング材 | ・隙間を埋めるための材料 ・用途や環境に合わせて使い分ける |
コーキングガン | ・コーキング材を均一に流し込むための道具 |
プライマー | ・コーキング材の密着性を向上させる下地剤 |
ヘラ | ・コーキング材を平らにならす工具 ・シリコンやプラスチック製は初心者も扱いやすい |
マスキングテープ | ・作業箇所の境界を整え、仕上がりを美しくする |
カッター | ・古いコーキング材を取り除く |
布・細いブラシ | ・作業箇所の清掃や汚れの拭き取りに使用する |
手袋・保護メガネ | ・安全に作業するための保護具 ・古いコーキングは飛散しやすいため目を保護する |
1.既存のコーキングを取り外す

既存のコーキングをカッターで切れ目を入れて取り除きます。このとき、内部の防水シートを傷つけないよう、カッターを深く入れないでください。防水シートが傷つくと雨漏りしてしまいます。
また、新しいコーキングを密着させるため、古いコーキングは徹底的な除去が必要です。コーキングが密着しないと、雨漏りや劣化を早めます。
古いコーキングや汚れは飛散しやすいため、保護メガネやゴーグルを使用してください。
2.掃除をしてマスキングテープを貼る

コーキング部分を布やブラシなどで清掃し、汚れを取り除きます。このとき掃除が不十分だと、新しいコーキングに隙間ができるため、丁寧に掃除してください。
その後、隙間周辺にマスキングテープを貼り、余計なところにコーキングが付かないよう準備します。
3.プライマーを塗る
コーキングを入れる前に、下地となるプライマーを塗ります。これは、コーキングを密着させるために必要な工程です。
プライマーを塗らずにコーキングを入れると、短い期間で剥離してしまい、雨漏りや劣化を早める原因になるため必ず塗りましょう。
4.コーキングを流し込む

コーキングガンを使用して、隙間に均一にコーキング材を流し込みます。縦方向に流し込む場合は、必ず上から下に向かって流し込んでください。途中で途切れることがないように、一気に作業を進めるのがポイントです。
コーキングガンを使用しなくても流し込めますが、人の手では一定の量を出せないため、ムラができてしまいます。ムラがあるとコーキング性能が発揮されず、雨漏りの原因になるため、コーキングガンの使用をおすすめします。
5.ヘラなどで平らにする
ヘラを使って平らにならすと、仕上がりが美しくなるだけでなく、コーキングが均一に入り込むため防水性も向上します。
この作業はコーキングをしっかり密着させるため、一往復以上行ってください。
ヘラの材質によって扱いやすさが変わります。シリコンやプラスチック製は、周囲を傷つけにくいため扱いやすく、初心者の方におすすめです。
一方、ステンレス製はより均一に抑えられるため仕上がりが良くなりますが、先端が鋭いため目立たない場所で慣れる必要があります。
6.乾く前にマスキングを外す

最後に、コーキングが乾く前にマスキングテープを外します。乾燥後に剥がすとコーキングが一緒に剥がれるため、時間をかけず剥がす必要があります。
初心者の方は、テープを外す際にゆっくりと一定の角度で引っ張ることを意識してください。急いで外すと仕上がりが崩れる場合があります。
また、余ったコーキングが飛び散らないよう、拭き取れる布などを用意しておくと快適に作業できます。
窓枠・サッシ周りのコーキングの費用

コーキングの費用は、施工の規模や方法によって異なります。特に業者に依頼する場合、打ち替えと打ち増しで費用が変わることが一般的です。
こちらでは、業者に依頼する場合とDIYで行う場合の費用を解説します。
業者に依頼する場合
業者にコーキングを依頼する場合、打ち替えと打ち増しで費用が異なります。
施工方法 | 施工相場(1メートルあたり) | 施工内容 |
---|---|---|
打ち替え | 700〜1,500円程度 | ・重度の劣化の場合 ・既存のコーキング材を除去し新しいコーキング材を入れる |
打ち増し | 500〜1,000円程度 | ・軽度の劣化の場合 ・既存のコーキング材の上に補充 |
一般的な30坪の戸建ての場合、施工範囲は180m程度です。
- ・打ち替え:約126,000円〜270,000円
- ・打ち増し:約90,000円〜180,000円
専門業者による施工は、雨漏りや隙間風のリスクなく仕上がります。また、ご自身では気づきにくい劣化箇所があれば、合わせて補修を依頼できます。
■コーキングの打ち増しや打ち替えを詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
>>コーキングの打ち増しとは?知っておきたいポイントも解説!
DIYで行う場合
DIYでコーキングを行う場合、初期費用として5,000〜10,000円程度が目安です。すでに所有している道具があれば、その分費用は抑えられます。
コストを抑えつつ自分で作業を楽しみたい方にはおすすめですが、適切な技術とコーキング材選びが必要です。特にコーキング材は、用途や環境に合ったものを使い分けなければ、劣化を早める原因になります。
また、すでに雨漏りしている場合は内部が腐食している可能性があるため、DIYで対処せず専門業者に点検を依頼してください。
窓枠・サッシ周りのコーキングなら聖建装工業へ!
窓枠やサッシのコーキングは、雨漏りや隙間風を防ぐだけでなく、建物全体の耐久性や住環境の快適さを保つために非常に重要な作業です。
DIYでコーキングも可能ですが、劣化が進んでいる場合や内部の損傷が心配な場合は、専門家への相談をおすすめします。
聖建装工業では、窓枠やサッシのコーキング作業をはじめ、外壁や建物全般のメンテナンスをお手伝いしています。あなたの住まいを守るために、私たちが全力でサポートいたします!
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