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棟板金が飛びやすい家の特徴とは?台風・強風で被害を受ける前に確認したいポイント
更新日:2026.8.19
屋根の上にある「棟板金(むねばんきん)」は、屋根材と屋根材が合わさる部分を覆い、雨水の侵入を防ぐ重要な部材です。
しかし、棟板金は強風や台風の影響を受けやすく、状態によっては「浮き」「釘の抜け」「めくれ」などが発生し、最悪の場合は棟板金そのものが飛散することがあります。
特に、築年数が経過している住宅や、過去に強風の影響を受けた住宅では注意が必要です。
この記事では、棟板金が飛びやすい家の特徴と、強風による被害を防ぐためのチェックポイントを詳しく解説します。

棟板金が飛びやすい家の特徴
1.築年数が経過している
棟板金は長期間、雨や紫外線、風などにさらされています。
築年数が経過すると、棟板金を固定している釘やビスが徐々に緩んだり、抜けたりすることがあります。
さらに、下地となる貫板が劣化すると、釘やビスをしっかり固定できなくなり、強風時に棟板金が浮いたり飛散したりする原因になります。
「屋根は見た目がきれいだから大丈夫」と思っていても、棟板金の内部は劣化しているケースがあるため注意が必要です。
2.棟板金の釘が浮いている
棟板金を固定している釘は、長年の温度変化によって少しずつ浮いてくることがあります。
屋根は日中と夜間で温度差が大きく、金属製の棟板金が膨張・収縮を繰り返します。
この動きによって釘が徐々に押し出されると、棟板金と屋根の間に隙間ができ、風が入り込みやすくなります。
釘が浮いている状態を放置すると、強風時に棟板金が大きくめくれる可能性があります。
3.棟板金の下地が腐食・劣化している
棟板金の下には「貫板」と呼ばれる下地材が入っています。
この貫板が雨水などによって腐食すると、釘やビスが効きにくくなります。
その結果、棟板金をしっかり固定できなくなり、風によって飛ばされやすくなります。
特に、棟板金の釘が何度も浮いてくる場合は、釘だけを打ち直すのではなく、下地まで確認することが重要です。
4.台風や強風を何度も受けている
台風や強風を受けた屋根は、見た目では分からないダメージを受けていることがあります。
一度強風を受けたことで棟板金が少し浮き、その状態のまま次の台風を迎えると、さらに風が入り込んで被害が拡大する可能性があります。
「前の台風では何もなかったから大丈夫」とは限りません。
強風後は、棟板金の浮きやズレがないか点検することをおすすめします。
5.屋根の形状によって風の影響を受けやすい
住宅の立地や屋根の形状によっても、風の当たり方は変わります。
風の影響を受けやすい場所
- 周囲に高い建物が少ない
- 海や河川など風の強い場所に近い
- 高台に建っている
- 周辺に遮るものが少ない
もちろん立地だけで棟板金が飛ぶわけではありませんが、固定部分が劣化している住宅では注意が必要です。
6.以前に棟板金の補修をしている
過去に棟板金の補修をしている住宅も、施工状態によっては注意が必要です。
釘の打ち直しだけで済ませている場合、内部の貫板が劣化したままだと、再び釘が浮いてしまうことがあります。
また、棟板金の状態によっては、釘ではなく適切なビスなどで固定するなど、現在の状態に合わせた補修が必要になる場合があります。
棟板金が飛ぶとどんな被害が起こる?
棟板金が飛散すると、単純に屋根の部材がなくなるだけではありません。
雨水が屋根内部へ侵入し、雨漏りにつながる可能性があります。
さらに、強風によって飛ばされた棟板金が、二次被害につながるケースもあります。
そのため、台風シーズンになる前に棟板金の状態を確認しておくことが大切です。
- 自宅の外壁や窓を傷つける
- カーポートを破損させる
- 車を傷つける
- 近隣住宅に被害を与える
棟板金の飛散を防ぐには?
棟板金の飛散を防ぐためには、定期的な屋根点検がおすすめです。
特に、「釘が浮いている」「棟板金が浮いている」「以前より屋根から異音がする」「台風の後から雨漏りが発生した」
といった症状がある場合は、一度専門業者に点検してもらいましょう。
ただし、屋根の上は非常に危険です。
自分で屋根に上って確認しようとすると、転落事故につながる可能性があるため、地上から確認できる範囲でチェックし、必要に応じて専門業者へ相談することをおすすめします。
棟板金の補修方法
棟板金の状態によって補修方法は異なります。
釘の浮きだけの場合
軽度の釘浮きであれば、釘の打ち直しやビスへの交換などで対応できる場合があります。
下地まで劣化している場合
貫板が腐食している場合は、棟板金を一度取り外し、下地を交換してから再設置する方法があります。
棟板金そのものが劣化している場合
棟板金に大きな変形や腐食などが見られる場合は、棟板金自体の交換が必要になることがあります。
重要なのは、表面だけを直すのではなく、なぜ棟板金が浮いたのか原因まで確認することです。
まとめ|棟板金は台風前の点検が重要
棟板金は屋根の中でも強風の影響を受けやすい部分です。
注意が必要な住宅
- 築年数が経過している
- 釘が浮いている
- 貫板が劣化している
- 台風や強風を何度も受けている
- 以前に棟板金を補修したことがある
棟板金の浮きや釘の抜けを早めに発見できれば、大きな被害になる前に補修できる可能性があります。
台風シーズンを迎える前や、強風・台風が通過した後には、屋根の状態を専門業者に点検してもらいましょう。
棟板金の小さな浮きや釘の緩みを放置しないことが、屋根の大きな被害を防ぐポイントです。
よくある質問(Q&A)
Q. 棟板金はなぜ飛ぶのですか?
A. 釘やビスの緩み、貫板の劣化、棟板金の浮きなどによって風が入り込み、強風時にめくれたり飛散したりすることがあります。
Q. 棟板金の釘が少し浮いているだけなら放置しても大丈夫ですか?
A. 小さな釘浮きでも、そこから棟板金が浮いていく可能性があります。早めに専門業者へ点検を依頼するのがおすすめです。
Q. 台風が来る前に何を確認すればいいですか?
A. 地上から見える範囲で、棟板金の浮き・ズレ・変形などがないか確認しましょう。屋根に上るのは危険なので、詳しい点検は専門業者に依頼してください。
Q. 棟板金の補修は外壁塗装と一緒にできますか?
A. 可能な場合があります。外壁塗装や屋根塗装を行う際に、棟板金や屋根の状態もあわせて点検しておくと安心です。
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