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60坪の外壁塗装の費用相場は145万円〜200万円超!塗料の選び方や押さえておきたいポイントを解説!

更新日:2025.12.20

60坪の外壁塗装の費用相場は145万円〜200万円超!塗料の選び方や押さえておきたいポイントを解説!

この記事では、60坪住宅の外壁塗装の費用相場と、最高グレード塗料を選ぶメリットについて解説します。

延べ床面積60坪の住宅は、一般的な戸建て住宅の中でも大型に分類され、外壁塗装の費用相場は145万円〜200万円超が目安となります。

60坪の住宅は塗装面積が非常に広いため、1回の工事費用が高額になります。そのため、塗り替え回数を減らせる最高グレード塗料を選ぶことで、生涯コストを大きく削減できる可能性があります。

この記事でわかること
  • ・塗料グレード別の費用相場と塗装面積の基礎知識
  • ・60坪だからこそ検討したい最高グレード塗料の選び方
  • ・大規模工事ならではの足場費用の考え方
  • ・費用を賢く抑える3つの節約術
  • ・優良業者を選ぶための5つのポイント

この記事を読めば、60坪住宅の外壁塗装における適正価格が理解でき、生涯コストを最小化する塗料選びと業者選びができるようになりますので、ぜひ最後までご覧ください。

聖建装工業では、柏原市を中心に地域密着業者として適正価格で外壁塗装を施工しております。外壁の状態の無料診断を行なっておりますので、お気軽にお問い合わせください!

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目次

60坪の外壁塗装費用相場と面積の基本

60坪の外壁塗装費用相場と面積の基本

ここでは、60坪住宅の外壁塗装にかかる費用相場と、その基礎知識を説明します。

塗料グレード別・費用相場早見表

60坪(延べ床面積約198㎡・塗装面積約238㎡)の住宅における外壁塗装費用は、選択する塗料のグレードによって大幅に変わります

下記の表で、塗料グレード別の費用相場をご確認ください。

塗料の種類耐用年数費用相場(60坪)特徴
シリコン塗料10〜15年134万円〜170万円人気No.1。価格と性能のバランス◎
ラジカル塗料12〜16年155万円〜185万円汚れに強く、色褪せしにくい
フッ素塗料15〜20年175万円〜200万円高い耐久性。実績豊富
無機塗料20年以上190万円〜230万円最長クラスの寿命
光触媒塗料20年以上200万円〜240万円セルフクリーニング機能付き

初めての外壁塗装では、シリコン塗料かラジカル塗料が選ばれることが多いです。

これらは価格と性能のバランスに優れ、10年以上持つため、費用対効果が高い選択肢となります。

ただし、60坪という大型住宅の場合、1回の塗装費用が150万円前後と非常に高額になります。そのため、フッ素塗料・無機塗料・光触媒塗料といった最高グレードを選び、塗り替え回数を減らすことで、長期的なコスト削減につながる可能性が高いです。

60坪の外壁塗装面積の目安(約200〜240㎡)

外壁塗装の見積もりで混同されやすいのが「延べ床面積」と「塗装面積」という2つの概念です。両者の違いを正しく理解しておくことが大切です。

 
延べ床面積とは?

延べ床面積は、建物の各階における床面積を合計した数値です。
「60坪の住宅」と言う際は、通常この延べ床面積を指しています。

1坪 = 約3.3㎡
60坪 = 60坪 × 3.3㎡ = 約198㎡

例として、1階が35坪、2階が25坪の2階建てなら、延べ床面積は60坪です。

一度延べ床面積を算出してから塗装面積が算出されます。

 
塗装面積とは?

塗装面積は、実際に塗料を塗布する外壁の面積を指します。
一般的に、外壁の塗装面積は延べ床面積の約1.1〜1.3倍となります。

【60坪の住宅の場合】
198㎡ × 1.2(係数) = 約238㎡

この238㎡が実際の塗装面積の目安となります。

係数をかける理由は、壁には高さがあるため、床面積よりも外壁面積の方が大きくなるためです。

ただし、実際の塗装面積は次の要素で変動します。

 
塗装面積に影響する要素
  • ・建物の形状:凹凸が多いと面積が増える
  • ・窓のサイズと数:窓が少ないほど塗装面積は広くなる
  • ・階数:3階建ては2階建てより面積が広い

正確な塗装面積を知るには、業者による現地調査と実測が必要です。見積もりを取る際は、「塗装面積」の記載があるか必ず確認してください。

費用の3つの内訳と適正価格の判断基準

外壁塗装の費用は、主に以下の3つの要素から構成されます。

項目内容
塗料代(材料費)約80万円〜114万円が目安
(シリコン塗料使用時)
人件費(施工費)約36万円〜78万円が目安
足場代約25万円〜40万円が相場
その他の費用・高圧洗浄費用:約5万円〜8万円
・養生費用:約5万円〜8万円
・下地処理費用:約8万円〜15万円
・シーリング(コーキング)打ち替え:約15万円〜30万円
・現場管理費、廃材処理費など:約8万円〜15万円

塗料代は選ぶグレードで大幅に変わります。基本となる3回塗り(下塗り・中塗り・上塗り)の工程により、使用量も決まります。

60坪の住宅では、通常2〜3人の職人が14日〜20日程度かけて施工を行います。

足場は建物全体を囲むように設置するため、建物の形状や高さで必要な足場の量が変わり、それに応じて費用も変動します。

 
60坪では足場代の比率が高くなる理由

60坪の大型住宅では、足場代が占める割合が相対的に高くなる傾向があります。

  • ・設置範囲が広い:建物が大きいため、足場の設置範囲も広くなる
  • ・高さがある:3階建てや高い建物の場合、足場の高さも増す
  • ・特殊な構造:複雑な形状の場合、特殊な足場設置が必要

60坪の住宅で足場代が25万円〜40万円となると、総費用の約15〜20%を占めることになります。

適正な価格かどうかを見極めるポイントは以下の通りです。

 
適正価格の判断基準
  • ・㎡単価が3,500〜6,500円の範囲:これより極端に安い場合は注意
  • ・足場代が見積もりに含まれている:別途請求がないか確認
  • ・3回塗り(下塗り・中塗り・上塗り)が明記されている:2回塗りは避ける
  • ・詳細な見積書:「一式」ばかりの見積もりは警戒が必要

これらを合計すると、60坪住宅の外壁塗装は125万円〜200万円超が一般的な相場となります。

60坪だからこそおすすめしたい最高グレード塗料

60坪だからこそおすすめしたい最高グレード塗料と特徴

ここでは、60坪の住宅における最高グレード塗料の選び方を、生涯コストの観点から説明します。

初期費用と生涯コストを長期的な経済合理性で判断する

外壁塗装で重要なのは、目先の初期費用ではなく、生涯コストで判断することです。60坪の住宅では、この差が数百万円レベルになります

選択する塗料(40年スパンで試算)費用イメージ
シリコン塗料を選んだ場合・初期費用:150万円
・15年後の再塗装:150万円
・30年後の再塗装:150万円
・40年間の生涯コスト:450万円
・足場代:3回分(約30万円×3回=90万円)
フッ素塗料を選んだ場合・初期費用:180万円
・18年後の再塗装:180万円
・36年後の再塗装:180万円
・40年間の生涯コスト:540万円
・足場代:3回分(約30万円×3回=90万円)
無機塗料を選んだ場合・初期費用:200万円
・22年後の再塗装:200万円
・40年間の生涯コスト:400万円
・足場代:2回分(約30万円×2回=60万円)
光触媒塗料を選んだ場合・初期費用:210万円
・23年後の再塗装:210万円
・40年間の生涯コスト:420万円
・足場代:2回分(約30万円×2回=60万円)

このように40年スパンで見ると、無機塗料や光触媒塗料の方が、生涯コストを大幅に削減できます。

60坪の住宅は1回の塗装費用が高額なため、塗り替え回数を減らすことによる経済効果が非常に大きいのです。

 
最高グレード塗料を検討すべきケース
  • ・10年以上住み続ける予定がある
  • ・次回の塗装コストを軽減したい
  • ・メンテナンスの頻度を減らしたい
  • ・足場設置の回数を最小限にしたい

ライフプランに応じて、最適な塗料グレードを選択しましょう。

最高グレード塗料のメリットとデメリット

60坪の住宅で最高グレード塗料を検討する場合、フッ素塗料・無機塗料・光触媒塗料が候補となります。それぞれの特性を理解しておくことが重要です。

塗料の種類メリットデメリット
フッ素塗料・耐用年数15〜20年で長持ち
・汚れが付きにくく、雨で流れやすい
・紫外線への耐性が高く、色褪せしにくい
・施工実績が多く、信頼性が高い
・初期コストが高い(シリコンの約1.3倍)
・硬い塗膜のため、ひび割れに弱い
・下地処理の品質が重要
無機塗料・耐用年数20〜25年で最長クラス
・カビや藻の発生を抑制
・燃えにくく、防火性が高い
・変色・劣化が極めて少ない
・初期コストが最高(シリコンの約1.5倍)
・施工技術を持つ業者が限定される
・下地の状態が悪いと効果が半減
光触媒塗料・耐用年数20〜25年
・太陽光でセルフクリーニング
・空気浄化機能がある
・美観を長期間維持
・初期コストが最高クラス
・日当たりが悪いと効果が低い
・特殊な技術が必要

60坪の住宅では初期費用の差が大きいため、慎重な検討が必要です。しかし、長期的視点で考えれば、最高グレード塗料の方が生涯コストを抑えられる可能性が高まります

業者に相談する時は、複数の塗料プランを提示してもらい、それぞれの長所・短所を比較してから判断しましょう。

大規模工事ならではの足場費用の考え方

大規模工事ならではの足場費用の考え方

ここでは、60坪の外壁塗装における足場費用について詳しく説明します。

60坪の住宅では、足場費用が25万円〜40万円程度と高額になります。足場について正しく理解し、賢く活用することが大切です。

 
足場費用の構成要素
  • ・足場の設置・組み立て:15万〜25万円
  • ・飛散防止ネット(メッシュシート):5万〜10万円
  • ・足場の解体・撤去:5万〜8万円
  • ・合計:25万〜40万円程度

特殊な足場設置が必要なケース

60坪の住宅では、以下のような特殊な条件で足場費用がさらに高くなることがあります。

 
特殊な足場が必要になる状況
  • ・3階建て住宅:足場の高さが増し、安全対策も厳重になる
  • ・狭小地:隣家との距離が近く、特殊な足場が必要
  • ・複雑な形状:L字型やコの字型など、複雑な形状の建物
  • ・傾斜地:斜面に建つ家では、足場の固定が困難
  • ・高台:強風対策で補強が必要

このような場合、通常より10万円〜20万円程度高くなることがあります。

足場は外壁塗装以外の工事にも使えます。足場設置のタイミングで、他のメンテナンスも同時に行うことで、費用対効果を最大化できます。

 
足場を活用できる工事
  • ・屋根塗装:外壁と同時施工で足場代を節約
  • ・屋根の葺き替え:屋根材の交換が必要な場合
  • ・雨樋の交換:劣化した雨樋の取り替え
  • ・ベランダ防水:防水層の補修や塗り替え
  • ・外壁の張り替え:劣化が激しい部分の補修

60坪の住宅では足場代が高額なため、足場を設置するタイミングで可能な限り多くのメンテナンスを行うことをおすすめします。

60坪の高額な費用を賢く抑える!3つの節約術

60坪の高額な費用を賢く抑える!3つの節約術

ここでは、60坪の外壁塗装費用を品質を損なわずに削減する、実践的な3つの方法をご紹介します。

屋根塗装・防水工事をセットで依頼

60坪の住宅では、足場代が25万円〜40万円と高額です。外壁塗装と屋根塗装を別々に行うと、足場代が2回分必要になってしまいます。

しかし、外壁と屋根の塗装を同時に行えば、足場代は1回分で済み、大幅なコスト削減が実現します。

外壁と屋根の同時施工による費用相場は下記の通りです。

施工内容費用相場
外壁塗装のみ145万円〜220万円
外壁+屋根塗装185万円〜260万円

屋根塗装を別のタイミングで実施する場合、足場代が追加でかかるため、合計で220万円〜320万円程度になります。つまり、同時施工なら約45万円〜60万円の削減が可能です。

 
60坪では足場代が50万円超になることも

60坪の住宅、特に3階建てや複雑な形状の場合、足場代だけで35万〜50万円以上かかることもあります。

高額な足場代がかかるケース:
3階建て住宅/L字型やコの字型など複雑な形状/傾斜地や狭小地/高台で風が強い場所

このような場合、外壁と屋根の同時施工によるメリットは非常に大きくなります。

屋根塗装が必要な時期は、屋根材によって異なりますが、10〜15年が一般的な目安です。

外壁塗装を考える際は、屋根の状態も併せて診断してもらい、同時施工の可否を相談してみてください。

自治体の助成金を活用

多くの自治体では、住宅の外壁塗装に対する助成金や補助金を用意しています。条件を満たせば、工事費用の一部補助を受けられるため、積極的に活用しましょう。

 
助成金の種類
  • ・住宅リフォーム助成金:一般的な住宅改修への補助
  • ・省エネリフォーム補助金:断熱・遮熱塗料使用時
  • ・耐震改修助成金:耐震工事との同時施工時

補助金額は自治体によって異なりますが、工事費用の10〜20%(上限10万円〜30万円)が一般的な補助額です。

助成金制度には年度ごとの予算があり、予算に達すると受付が終了する場合があります。

外壁塗装をお考えの方は、まず聖建装工業にご相談ください。適切な補助金の活用方法を含め、外壁塗装の計画立案をサポートいたします。

自社施工店で中間マージンをカット

中間マージンとは、発注元業者が受け取る手数料のことです。

ハウスメーカーや大手リフォーム会社では、実際の塗装作業を下請け業者に委託するケースが多く、その際に仲介手数料(中間マージン)が発生します。

一方、自社施工の専門店では、営業から施工まで全て自社で対応するため、中間マージンが生じません。そのため、同じ品質の施工でも費用を抑制できます。

業者タイプ別の費用比較を下記の表でご確認ください。

業者タイプ中間マージン60坪の費用目安
ハウスメーカー20〜30%180万円〜260万円
大手リフォーム会社15〜25%165万円〜230万円
地元の自社施工店なし145万円〜200万円
 
ハウスメーカーとの価格差が最も大きい坪数

60坪の住宅では、ハウスメーカーと自社施工店の価格差が35万円〜60万円と非常に大きくなります。

これは、中間マージンが工事費用全体に対してかかるため、工事規模が大きいほど中間マージンの金額も大きくなるためです。

ただし、自社施工の専門店には品質のばらつきがあるのも事実です。業者選定を誤ると、想定より早く劣化してしまうこともあります。

次の章で説明する「優良業者の選び方5つのポイント」も参考にしてください。

優良業者の選び方5つのポイント

優良業者の選び方5つのポイント

ここでは、60坪の外壁塗装で優良業者を見極めるための5つのポイントをご紹介します。

大規模工事の実績と施工管理体制

60坪の住宅は外壁面積が200㎡を超え、工期も20日以上かかる大規模工事です。そのため、大規模工事の実績と確かな施工管理体制がある業者を選ぶことが重要です。

 
確認すべきポイント
  • ・60坪以上の大型住宅の施工実績が豊富にあるか
  • ・施工事例の写真や詳細が掲載されているか
  • ・工事の工程管理能力があるか
  • ・職人の人数や体制が整っているか
  • ・複数の現場を同時に管理できる体制か

大規模工事の経験が乏しい業者では、工期が大幅に延びたり、施工品質にムラが出たりするリスクがあります。

 
現場監督による品質管理の有無

60坪の大規模工事では、現場監督による品質管理が特に重要です。

現場監督の役割:
各工程の品質チェック/職人への指示・管理/工程の進捗管理/お客様への報告

現場監督が常駐し、各工程を写真で記録して報告してくれる業者は、品質管理が徹底されていると判断できます。

詳細な見積書

見積書の詳細度は、業者の信頼性を判断する重要な指標です。信頼できる業者は、透明性の高い詳細な見積書を作成します。

良い見積書の条件危険な見積書の特徴
・塗装面積が明記されている
・塗料のメーカー名と商品名が記載されている
・単価と数量など計算根拠が明確
・塗装回数が明記されている
・各工程の内訳が項目ごとに分かれている
・「外壁塗装一式:140万円」のような一式表記が多い
・塗料のメーカー名や商品名がない
・塗装面積の記載がない
・項目が少なく、不明瞭

「一式」表記が多い見積書を提出する業者は、後から追加請求したり、安価な塗料に変更したりする可能性があるため、避けるべきです。

見積もりは、複数の業者(3社以上を推奨)から取り、同じ条件で比較検討することが大切です。

自社施工かどうか

先述の通り、自社施工の業者を選ぶことで中間マージンをカットでき、適正価格での施工が可能になります。

また、自社施工の方が品質管理が行き届きやすく、トラブル発生時の対応もスムーズです。

確認すべきポイント注意すべきケース
・「自社に何名の職人がいますか?」と質問する
・塗装技能士などの国家資格保有者がいるか
・実際の施工担当者を事前に確認できるか
・「提携職人に依頼します」は下請けの可能性
・職人の情報を教えてくれない
・施工当日まで担当者が不明
 
中間マージンの影響が最も大きい

60坪の住宅では、中間マージンの影響が最も大きく現れます。

工事費用が150万円の場合、中間マージン20%で30万円、25%で37.5万円が業者の取り分となります。

自社施工の専門店を選ぶことで、この30万円〜60万円を節約できる可能性があります。

長期保証と定期点検の充実度

60坪の住宅は初期投資が高額なため、長期保証と定期点検が充実している業者を選ぶことが重要です。

一般的な保証期間は、施工保証が3〜10年、塗料メーカー保証が5〜15年です。保証内容は下記を確認しておきましょう。

保証内容の確認ポイント
  • ・保証書の有無:口頭ではなく、書面での保証があるか
  • ・保証範囲:何が保証対象か(塗膜の剥がれ、ひび割れ、変色など)
  • ・保証条件:どのような場合に保証が適用されるか
  • ・免責事項:どのような場合に保証が適用されないか
  • ・定期点検:1年後、3年後など定期的な点検があるか

保証だけでなく、定期点検を無料で実施してくれる業者は、アフターフォローに自信がある証拠と言えます。

安全管理体制と近隣配慮

60坪の住宅は工期が長く、足場も大規模になるため、安全管理と近隣配慮が特に重要です。

 
大規模工事では事故防止が最重要

60坪の大規模工事では、以下のような安全対策が必須です。

安全管理のチェックポイント:
労災保険への加入/損害保険への加入/安全教育の実施/安全装備の着用/足場の定期点検

業者に「労災保険と損害保険に加入していますか?」と確認することをおすすめします。

60坪の大規模工事では、近隣への配慮も欠かせません。

チェック項目近隣配慮の内容
工事前の挨拶回り業者が近隣へ挨拶してくれるか
工事内容の説明工期や作業時間、騒音の可能性を説明してくれるか
作業時間の配慮早朝や夜間の作業を避けるなどの配慮があるか
騒音対策できるだけ静かに作業する工夫をしているか
毎日の清掃作業後に周辺を清掃してくれるか

60坪の大規模工事では、こうしたトラブルのリスクも高まります。近隣配慮をしっかり行う業者かどうかを、契約前に確認しましょう。

同じ60坪でも費用が変わる4つの要因

同じ60坪でも費用が変わる4つの要因

ここでは、同じ60坪の住宅でも費用が変動する4つの要因を説明します。

2階建てと3階建ての費用差

建物の階数は、特に足場代に大きな影響を与えます。3階建ての場合、足場の高さが増すため、必要な部材や手間が増え、費用も上昇します。

2階建てと3階建ての費用差を下記の表でご確認ください。

階数足場代の目安総費用の目安(シリコン塗料)
2階建て25万円〜32万円125万円〜180万円
3階建て35万円〜45万円155万円〜220万円

3階建ての場合、足場代だけで約10万円〜13万円高くなり、総額で約30万円〜40万円の差が生じることが一般的です。

さらに、3階建ては外壁面積も広くなるため、塗料代や人件費も増加します。

3階建ての住宅をお持ちの方は、この費用差を予算計画に含めておきましょう。

シンプルな形状vs複雑な形状

建物の形状も外壁塗装の費用に大きく影響します。凹凸の多い複雑な形状では、費用が上昇します。

 
複雑な形状で費用が上昇する理由
  • ・壁の表面積の増加:凹凸が多いと、同じ延べ床面積でも外壁面積が広がる
  • ・足場設置の複雑化:複雑な形状に合わせた特殊な足場が必要
  • ・養生の手間増加:細かい部分が多いと、養生に時間がかかる
  • ・工期の延長:角や細部は丁寧な作業が必要で、時間がかかる

シンプルな形状(四角い総2階建て)と複雑な形状(L字型、出窓が多数など)では、約20万円〜30万円程度の費用差が発生することがあります。

見積もりを依頼する際は、建物の形状を業者に伝え、実際に現地で調査してもらうことが大切です。

窓の数・サイズによる影響

外壁塗装では、窓やドアなどの開口部は塗装対象外です。つまり、窓が多い住宅ほど実際の塗装面積が減り、費用も下がる傾向にあります。

一般的な住宅では、窓などの開口部が外壁全体の10〜20%を占めます。窓が特に多い住宅では、この割合がさらに増えます。

 
窓が多い場合の注意点
  • ・窓周りのシーリング(コーキング)打ち替えが必要な場合、その費用が別途発生
  • ・窓が多いと養生の手間が増え、その分の人件費が加算されることもある

窓が多いからといって、必ずしも大幅に安くなるわけではない点に注意が必要です。

外壁材の種類と劣化状況

外壁材の種類によって、使用可能な塗料や必要な下地処理が異なるため、費用も変わります。

よくある外壁材の費用相場と特徴を下記の表でご確認ください。

外壁材費用相場(60坪)特徴
窯業系サイディング145万円〜190万円最も一般的。シーリング打ち替え込み
金属系サイディング140万円〜185万円シーリングが比較的少ない
モルタル150万円〜200万円ひび割れ補修が必要な場合が多い
ALC155万円〜210万円専用下塗り・防水処理が必要

外壁の劣化が進行している場合、以下のような追加費用が発生します。

 
追加費用の項目
  • ・ひび割れ補修:1箇所あたり5,000円〜10,000円
  • ・サビ処理(金属部分):1万円〜3万円
  • ・カビ・藻の除去:3万円〜5万円
  • ・シーリングの全面打ち替え:15万円〜30万円

見積もりの際は、外壁の劣化状況を詳細に診断してもらい、必要な補修内容と費用を確認してください。

柏原・藤井寺・羽曳野・八尾で60坪の外壁塗装をするなら聖建装工業へ!

聖建装工業は柏原市を中心に、地域密着で営業している、外壁塗装だけでなく、屋根塗装、屋根工事、防水工事、リフォームまで幅広く対応する業者です。

営業から施工、アフターフォローまで全て自社で行う完全自社施工体制のため、中間マージンが一切発生しません。60坪の大規模工事でも適正価格で高品質な施工をお約束します。

また、地域密着だからこそ、緊急時にも迅速に対応でき、長期的なアフターフォローも安心してお任せいただけます。

「最高グレード塗料について詳しく知りたい」「無機塗料と光触媒塗料、どちらがいいか相談したい」「助成金や火災保険の活用方法を知りたい」という方も、まずはお気軽にご相談ください。

聖建装工業では、外壁の劣化診断と見積もりを行っておりますので、まずは無料診断からお気軽にお問い合わせください。

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【よくある質問】60坪の外壁塗装Q&A

最後に、60坪住宅の外壁塗装についてよく寄せられる質問にお答えします。

Q1. 60坪の外壁塗装の工期はどのくらいですか?

A. 通常14日〜20日程度です。

60坪の住宅における外壁塗装の工期は、天候や外壁の劣化状況により変動しますが、一般的に14日〜20日程度が目安です。

作業の流れは以下の通りです。

  • 1. 足場設置:1日
  • 2. 高圧洗浄・乾燥:2日
  • 3. 下地処理・養生:2〜3日
  • 4. 下塗り:2日
  • 5. 中塗り:2日
  • 6. 上塗り:2日
  • 7. 付帯部塗装:2日
  • 8. コーキング打ち替え:1〜2日
  • 9. 点検・手直し:1〜2日
  • 10. 足場解体・清掃:1日

各塗装工程の間には、塗料を十分に乾燥させる時間が必要です。雨天が続く場合や、気温が低く乾燥に時間がかかる場合は、工期が延びます。

3階建ての場合や、外壁の劣化が激しく補修箇所が多い場合は、さらに4〜6日程度長くなることもあります。

Q2. 55坪や70坪だと費用はどう変わりますか?

A. 坪数の増加に比例して、塗装面積が広がり費用も上昇します。

参考として、各坪数の費用相場を下記にまとめます。

坪数塗装面積目安費用相場(シリコン塗料)
50坪約198㎡115万円〜170万円
55坪約218㎡125万円〜185万円
60坪約238㎡135万円〜200万円
65坪約258㎡145万円〜215万円
70坪約278㎡155万円〜230万円

5坪の違いで、費用は約10万円〜15万円程度変わるのが一般的です。

ただし、建物の形状、階数、窓の数などによっても費用は変動するため、正確な費用を知るには、実際に見積もりを取ることをおすすめします。

Q3. 無機塗料と光触媒塗料、どちらがおすすめですか?

A. 日当たりが良ければ光触媒塗料、安定した性能を求めるなら無機塗料がおすすめです。

◼︎おすすめの選び方

・日当たりが良い立地 → 光触媒塗料
・日当たりが悪い立地 → 無機塗料
・安定した性能を重視 → 無機塗料
・セルフクリーニング機能を重視 → 光触媒塗料

ご自身の住宅の立地条件に応じて選びましょう。聖建装工業では、両方の塗料の施工実績が豊富ですので、お客様に最適な塗料をご提案いたします。

Q4. ハウスメーカーと地元専門店、どちらを選ぶべきですか?

A. 費用を重視するなら地元の自社施工店、ブランドの安心感を重視するならハウスメーカーがおすすめです。

◼︎地元専門店を選ぶ際の注意点

・施工実績を確認する(創業年数、施工事例の確認)
・保証内容を書面で確認する
・複数の業者から見積もりを取る
・口コミや評判をチェックする

60坪の大規模工事では、費用差が35万円〜60万円にもなるため、地元の優良な自社施工店を選ぶメリットは非常に大きいです。

Q5. 3階建てだと費用は大幅に上がりますか?

A. はい、2階建てより約30万円〜40万円高くなります。

3階建ての住宅は、2階建てと比較して以下の理由で費用が上昇します。

・足場代:3階建ては足場の高さが増すため、足場代が約10万円〜13万円高くなる
・外壁面積:3階建ては外壁面積が約20〜25%広くなるため、塗料代と人件費が増える
・工期:作業が複雑になるため、工期が3〜4日程度長くなる
・安全対策:高所作業のため、より厳重な安全対策が必要

総額では、2階建てが125万円〜180万円に対し、3階建ては155万円〜220万円程度が目安です。

Q6. 見積もりは無料ですか?

A. はい、ほとんどの業者が無料で見積もりを行っています。

外壁塗装の見積もりは、ほとんどの業者が無料で対応しています。

見積もりを依頼したからといって、必ず契約する必要はありません。複数の業者(3社以上を推奨)から見積もりを取り、比較検討しましょう。

ただし、現地調査なしで出された見積もりは信頼性が低いため注意が必要です。正確な見積もりには、実際に現地で外壁の状態を確認し、塗装面積を測定することが必要です。聖建装工業でも、無料で外壁の劣化診断と見積もりを行っています。お気軽にご相談ください。

Q7. 柏原市で使える助成金はありますか?

A. 柏原市には残念ながら外壁塗装やリフォームに関する補助金がありません。

令和7年現在、柏原市には外壁塗装に対する補助金制度がありませんが、タイミングによっては新設される可能性もあります。

また、近隣の自治体では補助金制度がある場合もあるため、お住まいの地域の自治体へ確認することをおすすめします。

補助金や助成金の申請は工事着工前に行う必要があるため、外壁塗装を検討し始めたら早めに確認することをおすすめします。聖建装工業では、助成金の申請サポートも行っておりますので、お気軽にご相談ください。

Q8. 保証期間はどのくらいですか?

A. 一般的に施工保証が3〜10年、塗料メーカー保証が5〜15年です。

保証期間は業者や使用する塗料により異なりますが、一般的には以下の通りです。

・施工保証:3〜10年(業者による保証)
・塗料メーカー保証:5〜15年(使用した塗料の耐用年数に応じた保証)

保証内容は、塗膜の剥がれ、ひび割れ、変色などが対象です。ただし、以下のような場合は保証対象外となることが多いです。

◼︎保証対象外となるケース
自然災害による損傷/お客様による外壁への衝撃や傷/定期的なメンテナンスを怠った場合/通常の経年劣化による色褪せ(範囲内)

保証内容は業者によって異なるため、契約前に必ず保証書の内容を確認しましょう。口頭での約束ではなく、書面での保証があるかどうかも重要です。聖建装工業では、施工後も定期的に点検を行い、長期的にお客様の住まいをサポートしています。保証内容についても明確にご説明しますので、安心してお任せください。

Q9. 近隣への配慮はどのようにしてもらえますか?

A. 優良な業者は、工事前の挨拶回りから工事中の配慮まで、しっかりと対応してくれます。

一般的な近隣配慮の内容は以下の通りです。

工事前の配慮・近隣のお宅への挨拶回り(工事内容、工期、作業時間の説明)
・挨拶状の配布
・緊急連絡先の案内
・足場設置の事前説明
工事中の配慮・作業時間の厳守(一般的に8:00〜18:00)
・騒音を抑える工夫
・毎日の清掃(周辺道路も含む)
・塗料の飛散防止対策の徹底

60坪の大規模工事では、工期も長く、足場も大規模になるため、近隣への配慮が特に重要です。聖建装工業では、工事前の挨拶回りから毎日の清掃まで、近隣の方々への配慮を徹底しています。大規模工事でも安心してお任せください。

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